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ゲームビジネスに特化した調査を行うゲームエイジ総研は、リメイク・リマスター作品に関するプレイヤーの傾向に関する調査結果を公開しました。
調査では、全国10代~50代の男女で何かしらのゲームをプレイしているユーザーを対象に、最近発売した『風のクロノア 1&2 アンコール』『ソニックオリジンズ』『クロノ・クロス:ラジカル・ドリーマーズ エディション』や、発売が迫る『ライブアライブ』といったタイトルを用いて調査が行われました。
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その結果、いずれのタイトルでもプレイする意向のあるユーザーは原作をプレイしていないが、原作自体は知っているという回答が5割を占め、最も多い結果なりました。
プレイする理由としては「シナリオの評判が良いから気になっている」「親の話を聞いておもしろそうだから」といった回答が寄せられ、現行機種でプレイできる機会がなかったゲーマーがリメイク・リマスターの発売をきっかけにプレイしたいと思っているようです。
また現行機種でプレイできなくとも、タイトルの認知だけでなくゲーム内容に関する情報も認識されている模様。原作を知らないユーザーも3割ほどを占めており、純粋に新作タイトルとしてプレイしたいと考えているユーザーが多いと考えられます。
対して「原作をプレイ済みで、リメイク・リマスターもプレイしたい」と回答したユーザーは2割を切っています。これに対しゲームエイジ総研は、「発売当時現役プレイヤーだったユーザーが今では減少している」と推察します。この回答をしたユーザーは「原作の面白さを思い出しながら追加要素とあわせて楽しみたい」と答えました。
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しかし、『ファイナルファンタジーVII リメイク』に関しては少し違った結果が出ました。このタイトルでは、原作プレイ済みだがまたプレイしたいという回答が約4割を占めました。理由としては「原作と比べてどのようにリメイクされているか気になる」という回答が多く、追加要素や原作との違いに期待する声が多いことがわかります。
原作を知っているが未プレイというユーザーは「長く続いている『ファイナルファンタジー』シリーズに触れるきっかけにしたい」というケースや、「父親がプレイしているのを見て面白そうだった」という親子間での面白さの共有が行われているケースも見られたとのことです。