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膨大な敵をロックオンした瞬間、剣が一閃し、勝負が決まる。そんな必殺をプレイヤーに体験させるインディーゲーム、それが今回紹介する『Katana Rama』です。
そんなアクションの面白さを研ぎ澄ませた一作の試遊が今回の東京ゲームショウ2020で可能だったため、そのプレイ模様をご紹介いたしましょう。
ロックオンを重ね、斬撃の連鎖を続けてゆく
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『Katana Rama』は謎の施設の中で真っ白なアンドロイドがさまざまロボットと激闘を繰り広げていくのが主なゲームプレイとなります。基本は攻撃に加えてジャンプや回避が実装される、オーソドックスなものなのですが、本作を本作たらしめているのが敵をロックオンするボタンの存在です。
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プレイヤーはそのボタンを押し、周囲の敵をロックオンしたあとに攻撃ボタンを押すと、なんと瞬く間に動き、相手を斬り伏せていきます。それで終わりではなく、ロックオンはさらに近くの敵にも行われていきます。ロックオンボタンと攻撃ボタンを交互に押していくだけで、主人公アンドロイドはまるで高速で踊るように敵を切り裂き続けていくのです。
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さて、ずっとそんな斬撃のダンスを続けていけるわけではなく、先へ進むとバリアを貼った敵も登場。単にロックオンと斬撃だけで倒せなくなります。しかしよく見ると「4」など数字を表示しており、どうやらこれがバリアを打ち破るヒントらしい。この数字は、実は主人公アンドロイドのパワーを指しています。パワーはロックオンと斬撃によって敵を倒すたびに増えていき、一定数を溜めることでバリアを破る一撃を研ぎ澄ますことができるのです。
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そんな敵のバリアをと主人公アンドロイドのパワーをめぐる駆け引きがピークになるのが、やはりボス戦でしょう。ボスのバリアは雑魚のバリアの2倍もの強度があるため。簡単にパワーを溜めた程度では倒せません。ボスの攻撃を避け。同時にボスの周囲を飛び回るファンネルみたいなものをうまくロックオンと斬撃でつぶしていくことでパワーを溜めていき、最後にボスの命を終わらせる一閃を放つ。『Katana Rama』とはそんな風にプレイヤーが必殺の一撃を研ぎ澄ませる体験があるのです。
『Katana Rama』はSteamにて今年11月の発売を予定しています。