ベセスダ・ソフトワークスの終末世界を舞台にしたRPG『Fallout』シリーズの25周年を記念した動画で、『Fallout: New Vegas』はもともと拡張パックとして開発されていたことが明らかになりました。
『Fallout: New Vegas』は2010年にPC/PS3/Xbox 360向けに発売されたRPG。開発は『アウター・ワールド』や『Grounded』で知られるObsidian Entertainmentが担当しています。
本作はシリーズの中でもいまだに高い人気を誇っており、最新作よりも好きというユーザーも見られるほどですが、最初は独立したタイトルではありませんでした。トッド・ハワード氏が語るところによると、本作はもともと『Fallout 3』の大きな拡張パックとして開発されていました。
『Fallout 3』がヒットした際、次なる『Fallout』のコンテンツを作ろうとする動きがあったものの、ベセスダはすでに『スカイリム』の開発を本格化させており、それに割けるリソースがありませんでした。そのため、初期『Fallout』やキャンセルされたInterplay版『Fallout 3』に関わっていたスタッフが多く在籍するObisidian Entertainmentに任せることになりました。
しかし、本作が単なる拡張としての開発はすぐに変更され、独立した作品として制作されることになります。ハワード氏も「New Vegasは独立したゲームであるべきだ」と感じていたそうです。