CD PROJEKTは、PC版『サイバーパンク2077』について、ハイエンドPC向けに「レイトレーシング:オーバードライブ・モード」の技術プレビューが導入される最新アップデートを配信開始しました。
“完全なレイトレーシング”を実現
「レイトレーシング:オーバードライブ・モード」は、NVIDIA社の協力を得てテクノロジーの限界に挑戦したという“完全なレイトレーシング”。4月10日にはプレビュー映像も公開されていました。
このモードを使用するためにはグラフィックカード「NVIDIA GeForce RTX 40シリーズ(4070Ti以上)」「NVIDIA GeForce RTX 3090(1080p、30fps)」が必要です。
その他、8GB以上のVRAMを搭載したレイトレーシング対応グラフィックカードを使用している場合は、フォトモードにてパストレーシングを使用したスクリーンショット撮影が可能。この場合は撮影時に1フレームのみレンダリングするので、PCやハードウェア大きな負担をかけずに最新技術のプレビューを体験できるということです。
なお、この「レイトレーシング:オーバードライブ・モード」は、これまでと異なる最新技術で、最初から完璧な状態で提供することが難しく、使用時に不具合が発生する可能性もあるとのこと。そのため“技術プレビュー”としての提供となり、今後のアップデートにて改善を続けていく予定です。
パッチノート(PC向け1.62)
パストレーシング:技術プレビュー
パストレーシング技術を実装した「レイトレーシング・オーバードライブ・モード」を追加。設定>グラフィック>クイックプリセットで「オーバードライブ」を有効にするか、設定>グラフィックのレイトレーシング項目でパストレーシングのみを有効にできます
また、8GB以上のVRAMを搭載したレイトレーシングに対応可能なグラフィックカードを使用しているプレイヤー向けに、フォトモード内限定でパストレーシングを使用したスクリーンショットを撮影するオプションを追加。VRAMが不足している場合はパストレーシングのオプションがグレーで表示され、ゲーム内の解像度を低くする必要があります。なお、解像度が高ければ高いほど、またGPUの性能が低ければ低いほど、撮影にかかる時間が長くなります(数秒から数分)。設定>グラフィック>レイトレーシング項目でフォトモード内のパストレーシングを有効にできますDLAA
描画品質を向上するAIベースのアンチエイリアシング・モード、NVIDIA DLAAを追加。DLAAを使用するには、NVIDIA RTXグラフィックカードが必要になります。設定>グラフィック>NVIDIA DLSS項目で有効にできますIntel XeSS
高画質と高パフォーマンスを実現するAIベースのアップスケーリング技術、Intel Xe Super Sampling 1.1のサポートを追加。設定>グラフィック>解像度スケーリングの項目で有効にできますベンチマーク改善
ベンチマークの結果画面にPCスペック、GPUドライバのバージョン、適用設定など、詳細情報が表示されるように改善
PC版『サイバーパンク2077』向けの最新アップデートパッチは現在配信中。「レイトレーシング:オーバードライブ・モード」はGPUに高負荷をかけるため、デフォルトで「オフ」となっています。