“Art from the Machine”名義で活動するMod制作者にしてYouTuberが4月26日、ChatGPTを使ってNPCと会話ができる『The Elder Scrolls V: Skyrim VR』Modのデモ動画を公開しました。
Art from the Machineさんは以前より、ChatGPTと音声認識モデル「Whisper」、テキストボックスにセリフを入力するだけで『スカイリム』や『Fallout 4』の音声を合成するソフト「xVASynth」を利用した、NPCと会話できる「Skyrim Mod」を制作していました。
すべてのNPCには、ChatGPTがそのキャラクターとして“自然な”ロールプレイをできるよう独自のカスタマイズがなされており、さらにプレイヤーとの過去の会話も覚えている、記憶システムが設定されています。
プレイヤーの行動や手にしたアイテムもNPCが認識
Redditの『Skyrim VR』スレッドにArt from the Machineさんは最新のアップデートについて投稿しており、今回はセリフと「xVASynth」のリップシンクに加えて、ゲーム内イベントをNPCが認識できるようになったとのこと。プレイヤーがアイテムを拾ったり、動物の毛皮を獲得したりチェストの中身を略奪すると、NPCがその行為やアイテムに対してコメントすることも可能で、動画ではプレイヤーが床から拾い上げた剣について尋ねると、店主が返答をするシーンが見られます。
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Modは現在も制作中ですが、完成した際には同じ繰り返しのセリフをNPCから聞くのではなく「座って彼ら(NPC)とVRで会話できるのは、信じられないほどシュールな体験になるでしょう。同じ会話の繰り返しは2度とありません」「まだまだ未完成ですが、現状でもこのMod無しのプレイには戻れません」と投稿しています。