
「中華ゲーム見聞録」第119回目は、派手なネオン色エフェクトの、爽快ローグライトリズムアクション『ネオンエコー』(中国名『霓虹序列』)をお届けします。
本作はXinyuan Studioによって、2023年4月21日にSteamで早期アクセス版が配信されました。Xinyuan Studioは、「ビリビリ動画」で知られるbilibili傘下のインディーデベロッパー。bilibiliはこれまでにも様々な尖った作品をSteamで配信してきており、「中華ゲーム見聞録」でもクトゥルフ風ミステリーADV『寄居隅怪奇事件簿』や、音声を頼りに推理する新感覚ADV『Unheard』などを紹介してきました。
本作の内容ですが、可愛いデフォルメキャラたちが戦う、横スクロールのローグライトバトルACTです。ただ戦うだけでなく、ビートに合わせて攻撃することで、攻撃力アップやアクションに変化があるとのこと。一体どんなゲームなのか、早速プレイしていきましょう!
軽快で爽快なバトルアクション!

生物をモンスターへと変質させる「ノイズ」に侵食された世界。生き残った人類は、「EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)」と呼ばれる電子音によって理性を保っていました。そんな中、EDMを操る「エコーズ」と呼ばれる少年少女たちが、人類を守るためノイズに戦いを挑みます。

エコーズの少女・リリア。ノイズの巣食う基地に侵入し、排除を試みます。ドアを爆破する予定でしたが、サポートの少女・イヴリーの爆薬が多すぎたようで、リリアも爆風に巻き込まれる事態に。ちなみにキャラボイスは中国語・英語の2種類から選択できます(プレイ時は中国語)。


下の階層に落ちたリリア。ここからゲームスタートです。基本動作はジャンプ・攻撃・スキル使用・ダッシュ(緊急回避)の4種類。2段ジャンプも可能です。デフォルメキャラですがモーションが多く、操作性も良いですね。

敵の攻撃に合わせて緊急回避すると、アップになって全身がネオン色に光り、カウンター攻撃を決めます。本作の敵は硬く、通常攻撃だけでは倒すのに時間が掛かります。ダメージの大きなカウンター攻撃を決めていくのが良いでしょう。
ビートに乗って戦え!


ステージ内の敵を殲滅すると、アイテムボックスが現れます。取ればステージクリア。ローグライトゲームではお馴染みの、3つのアップグレードの中から一つを選びます。今回は、通常攻撃命中時に確率でチェーンライトニングが発生する「クロスライトニング」を取りましょう。

次のステージを選択。クリア時に貰えるアイテムが表示されるので、好きな方を選びましょう。HPが減ったため、今回は回復アイテムのある方へ。本作ではボスにたどり着くまで10ステージあり、5ステージごとに補給ステーション(ショップ)が登場します(後述)。

Yボタンで、前方に衝撃波を放つスキル攻撃が可能。ここで音楽に合わせて、ダウンビート時にYボタンを押すとスキルが変化して広範囲に斬撃を行います。本作ではBGMのビートに合わせて攻撃を行うことで、攻撃が上がったり変化したりします。ヘッドフォンなどを付けてプレイすると良いかもしれません。

RTで発動する「V.A.R.(バリエーション)スキル」。発動後の一定時間、連続ダッシュが可能になります。ダッシュ中の無敵時間でレーザー地帯も通過可能。またダッシュ中は攻撃判定もあるため、一列に並んだ敵を一掃するのに最適です。使用後は、敵を倒したり、「訓練用ダミー人形」を殴ってエナジーチャージすることで再使用できます。
自機と拠点を強化しよう!


HPが尽きると、拠点へ戻されます。先程、敵の基地で大量起爆してしまったイヴリーと、リリアの所属する組織のボス・クリスティーンが出迎えてくれました。最初の内は拠点に戻るたびに様々なアップデートがあるので、ゲームオーバーを気にせずどんどん挑んでいきましょう。

ステージ内で獲得した「反響結晶」を消費して、スキルツリーを開放可能。「HP上限アップ」「1度だけ復活可能」など、永続効果のあるアップグレードが得られます。クリアできないステージも、アップグレードを繰り返せばそのうち何とかなる(かも)。

ステージ内でゲットした「ディスク」を拠点内のキャラにプレゼントすることで、好感度を上げられます。好感度が一定以上になると、装備アイテム「絆の証」をゲット可能。様々な効果があるので、自分に合った物を装備していきましょう。



5ステージごとに登場する「補給ステーション」。アイテムを購入する以外に、攻撃やスキルを変化させる「ラプソディ」や、獲得した「EDMコア」を配置することでボーナスが得られる「リズムリンカー」があります。ここで準備を整えておきましょう。


ボスステージに到着すると、槍を持った変形ロボが攻撃を仕掛けてきました。こちらはLTで発動する「UTL(アルティメット)技」で反撃。広範囲の敵を一掃できますが、ボスはHPが多いのであまり効いていないようです。果たして勝てるのか、続きはぜひ自身の手でプレイして見てください。
ビートが心地よい爽快アクションローグライク!

本作は操作性も良く、回避によるカウンター攻撃や、ビートに合わせてのスキル技など、爽快アクションを楽しめます。キャラも可愛く、電子音のBGMも心地よいので、プレイのテンションが上がりますね。

本作ではリリア以外に、イヴリーと、途中で登場するマーズの2人もプレイアブルキャラとして使えます(ゲームを一定以上進めるとプレイ可能)。日本語訳も問題ないですし、可愛いキャラのローグライトACTが遊びたい方は本作を試してみると良いでしょう。
タイトル | ネオンエコー |
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開発・販売 | Xinyuan Studio |
対象OS | Windows |
通常価格 | 1,700円 |
リリース日 | 2023年4月21日 |
対応言語 | 日本語、英語、中国語(簡体字)、韓国語 |
ストアページ |
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