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8コア以上のRyzenユーザーにとっては思いがけない福音かもしれません。
AMD Ryzen環境で『サイバーパンク2077』のフレームレートを向上させる方法を、ドイツのゲーム系メディアPC Games Hardwareが27日に公開しました。
記事によれば、バイナリエディタでゲームのEXEファイルの一部を書き換えるという比較的簡単な方法で、処理速度の向上が可能としています。
たった2文字を変えるだけで!
高速化に必要な作業は以下の通りです。
バイナリエディタで『Cyberpunk2077.exe』を開く。
『75 2D 33 C9 B8 01 00 00 00 0F A2 8B C8 C1 F9 08』で検索する。
『EB 2D 33 C9 B8 01 00 00 00 0F A2 8B C8 C1 F9 08』へと書き換えて保存。
内容としては『75』を『EB』へと書き換えるというこの操作だけで、各コアの処理負荷が上昇、言い換えればより効率的にCPUが処理を行ってくれるようになり、CPUボトルネックが多少なりとも解消されることとなります。
実は過去のアップデートで修正済み、ただし4コアと6コアRyzen限定で…
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実のところ『サイバーパンク2077』のリリース当初、AMD Ryzen環境下でSMT周りの不具合によるパフォーマンスの悪さが問題となりました。これを受け、Hotfix 1.05では修正が行われたのですが、なんと対象は4コアと6コアRyzen限定。8コア以上のRyzenは対象外となっているのです。
今回の改造は、こうした8コア以上のRyzenを対象としたパフォーマンス向上法となっており、ゲーマーに人気の「AMD Ryzen 7 5800X3D」や「AMD Ryzen 7 7800X3D」もその対象となっています。
いくつか注意点あり!
ただし、この改造には注意点があります。1点はインテルCPUないしRyzenでも8コア以下のCPUでは逆にパフォーマンスが低下することもある点。また、もう1点が改造により予期せぬ不具合が生じる可能性もある点です。
なお、自身での改造が不安な人のためにPC Games Hardwareの記事内では修正済みのEXEファイルの配布も行われています。
あくまで、こうした改造ないしEXEファイルの導入は自己責任です。また、改造を自身で行う場合は必ず元ファイルのバックアップをとった上で行うようにしてください。