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Larian StudiosのボスSwen Vincke氏は、海外メディアEurogamerに対してRPG『Baldur's Gate 3』のシネマティックな会話シーンの長さについて説明しました。
小説「指輪物語」3巻分の3倍に及ぶ会話量
PC向けに早期アクセス中の本作は6月30日にPC向け正式版の前倒しとPS5版の延期を発表していました。その際に正式版について紹介するコミュニティアップデートが公開されていましたが、その中で本作のシネマティックシーンが174時間もあることが明かされていました。これは小説「指輪物語」3巻分の3倍に及ぶ会話量であるとも説明されており、膨大なストーリー要素を強調する内容でした。
膨大過ぎて不安になったユーザーへLarianボスが説明
その膨大なシネマティックシーンの分量について、あまりに長く会話を見ているとゲームの流れを阻害するという心配をするユーザーもいたようです。海外メディアEurogamerはそうした心配をLarian StudiosのボスであるVincke氏に直接ぶつけ、174時間というのは1回のプレイスルーで見ることになる量ではないとの答えを得ています。
テーブルトークRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」を元にした本作では会話や行動によって変化する展開も特徴となっています。そのためプレイヤーごとの状況による分岐が多いために全体量も多いだけであり、それらすべてを1度のプレイで見させられるということではないようです。同氏はこのことを「理解するのは難しくてもプレイしていけば“あなただけの物語”だと感じられるようになるでしょう。それを実現するために膨大な台詞が必要でした」と説明しています。
『Baldur's Gate 3』は、Windows/Mac向けにSteam、GOG.comにて早期アクセスを実施中。PC版は現地時間8月3日、PS5版は現地時間9月6日に正式リリース予定で、Xbox Series X|S版については未定です。