
Steamで人気を集める美少女ゲーム『Sakura』シリーズの最新作『Sakura Bunny Girls』が、Epic Gamesストア(以下、EGS)向けに配信開始しました。
パッチもあるぞ!バニーガールがテーマの美少女ゲーム
本作は、超人的なパワーを持った3人のバニーガールたちと出会う物語が描かれる、美少女ビジュアルノベルゲームです。プロの警備員である主人公・ヨリが中身が極秘のブリーフケースを守っていたところ、素手で銃弾を止め、超人的なスピードと体力を持つバニーガールに狙われてしまいます。
『Sakura』シリーズは主にSteamで配信され、一部作品は家庭用にも展開している美少女ゲームシリーズです。本作についても、も明日よりSteamでも配信予定です。


作品によってはR18なアダルトシーンを追加するパッチが外部サイトにて配信されていることも特徴で、本作にもEGS版向けパッチが配信。これまでの作品と同様に、希望者はR18準拠の表現で楽しむことができるのです。
今後のストアの方針はどうなるのか
かつてのEGSは配信タイトルをEpic Games側が選んで配信するというスタイルを選んでいました。しかし今年3月にはすべての開発者が自由に販売できる窓口が開放され、かつてのEGSでは見られなかったような作品も配信されています。
かつてEpic GamesのCEOであるティム・スウィーニー氏は、将来的により広くストアを開放する予定であるとしつつ、(「Steam Direct」導入以降の)Valveのように手放しというスタイルは取らず、くだらないゲームを受け入れない品質基準を持つと述べていました。中でも、アセットフリップやブロートウェア、ポルノコンテンツは配信しないという発言が残されています。

性的興奮を起こさせることのみが目的ではない『Sakura Bunny Girl』は純粋なポルノとは言えませんが、それでもゲームの性格としては美少女ゲームの範疇であることは言うまでもありません。
そのうえバニーガールというややセクシーなテーマで、かつR18パッチも提供されている本作が配信されたというのは興味深いところでしょう。なおEGSで配信できるゲームのルールとしては現在もポルノは禁止とされています。

多様な作品が配信できるようになったEGSですが、本作が配信されたことから、今後も美少女ゲームが配信される可能性はありえるでしょう。日本でも知られているタイトルとしては、すでにNinetail『創神のアルスマグナ』英語版が同様に「パッチ」を外部配信する形で配信されています。
現在のところストア上にSteamほど露骨なアセットフリップタイトルやポルノコンテンツは見られませんが、Steamとの差別化が行えるのか、またSteamで理不尽に発売中止に追いやられたタイトルが配信できるのかを含め、今後EGSで配信される作品の傾向には注目が集まります。