危険、冒険、自然の美しさを仲間と共に堪能!協力する喜びを最大限に発揮できる作品目指す『Codename: Islands』開発者メールインタビュー【特集】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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危険、冒険、自然の美しさを仲間と共に堪能!協力する喜びを最大限に発揮できる作品目指す『Codename: Islands』開発者メールインタビュー【特集】

島で建てられたものは全て島の強さと特徴に還元され、プレイがそのまま全体への貢献へつながるようデザインされているといいます。

連載・特集 インタビュー
危険、冒険、自然の美しさを仲間と共に堪能!協力する喜びを最大限に発揮できる作品目指す『Codename: Islands』開発者メールインタビュー【特集】
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2023年7月に突如として発表された、インディースタジオTreehouse Gamesによるマルチプレイ特化サバイバルクラフトゲームプロジェクト『Codename: Islands』。“100%協力的なゲーム”を目指し、『マインクラフト』『Valheim』『テラリア』にインスピレーションを得たという本作について、Game*SparkではTreehouse Gamesへインタビューを行いました。


回答を頂いたのはスタジオCEOのMichael Chu氏。未だ情報の少ない本作の目指す姿が垣間見える、ボリュームたっぷりのQ&Aとなっています。

自然と特別なつながりを持つ者として島に村を築く、少人数でも多人数でも楽しいサバイバルクラフトゲーム

――最初に、自己紹介をお願いします。開発スタジオであるTreehouse Games、『Codename: Islands』の概要についてもお聞かせください。

Michael Chu氏(以下、Michael): Treehouse Gamesは、私Michael Chu(CEO)、Ryan Sullivan(開発ディレクター)、およびAndrea Sepenzis(クリエイティブディレクター)が設立したスタジオです。Michaelはビジネスを担当し、AndreaとRyanは私たちのデビュー作『Codename: Islands(仮称)』を担当しています。Andreaがデザインチームを率い、プロジェクト全体の方針を決めていて、Ryanは開発の運用および技術的な側面を担当しています。

『Codename: Islands』は、プレイヤーが協力して、神秘的な海洋世界にある魔法の島で入植地を建設する協力型のサバイバルクラフトゲームです。プレイヤーは“Runeborn”と呼ばれ、精霊と自然と特別なつながりを持つ人々で、世界の自然な力のバランスを取り戻し、無防備な者を守り、島の精霊と結びつき、島を豊かにしていきます。自分たちの島の村を築きながら、プレイヤーは異なる魔法の資源、敵、島の村、および宝物が存在する世界の異なる地域を探索していくのです。獲得したアイテムを活用して、島をより強力にしたり、美しい高度な家屋、建物、および装備を構築することができます。

このゲームはマルチプレイヤーオンラインゲームですが、“MMO”ではありません。プレイヤーは最大16人までのプライベートサーバーでプレイします。新しい友達とプレイしたい場合、サーバーを公開にするオプションがあり、他のプレイヤーが見つけて参加することができます。少人数でも多人数でも遊べますし、友達がオフラインの場合、プレイヤー単独でグループをサポートし、島の世話をすることができます。友達がオンラインの場合、一緒にゲームを進めるためのさまざまなアクティビティが用意されています。

――本作の特徴となる部分や開発の経緯を教えてください。

Michael:まず、プレイヤーが探索するために魔法の海洋世界を航海、サーフィン、そして魔法の海の生物に乗って巡るという設定が挙げられます。世界中には多くの島があり、ゲームリリース後も新たな驚きに満ちた島が追加される予定です。

そして、プレイヤーが共有の生きた島で一緒に美しい家屋、寺院、桟橋、その他の建造物を作成できる建築システムも特徴のひとつです。家具、着色、その他のカスタマイズオプションが豊富で、プレイヤーは自分自身を建築物を通じて真に表現できると感じることでしょう。

また、プレイヤーキャラクターのテーマと役割も注目していただきたいです。多くのサバイバルクラフトゲームでは、プレイヤーは自分の周囲の自然環境からすべてを収穫して自分や生活を安定させたり守ったりすることが求められますが、私たちのゲームでは、プレイヤーに自然環境と調和しながら動くようにさせ、不均衡な魔法をバランスを取るように調整し、自然の繁栄を妨げるものを取り除くように求めています。

このゲームの着想は、まず会社のミッションから生まれました。私たちの使命は「ゲームを“他の何かとつながる手段”として利用するプレイヤーに役立つこと」です。チームはさまざまな種類のゲームに取り組んできましたが、異なる興味を持つプレイヤーが共通の目標に向かって集まり、それぞれが自分の方法で貢献できるサバイバルクラフトゲームの価値を高く評価しています。

アートディレクターのMitch Millerは、ゲームの舞台であるNeraの海洋世界の外観と背景を生み出しました。我々は、プレイヤーが魅力的で歓迎される雰囲気を感じ、探索し、家を建てることを楽しんでくれることを願っています。

ボスを倒してエリアを拡張!有限マップではあるものの無限の探索と資源で島をより豊かに

――『マインクラフト』や『テラリア』、『Valheim』にインスパイアされたとのことですが、本作のどのような部分に影響が現れていますか。

Michael:『Codename: Islands』の基本的なゲームプレイは、『マインクラフト』や『Valheim』と非常に似ており、プレイヤーはプライベートサーバーを共有し、探索、モンスターとの戦闘、資源の収集、そして共に建物を建てることによって独自のものにすることができます。プレイヤーは何ヶ月にもわたり、自分たちのホーム島に次々と新しい要素を追加し、ゲームの進行に伴って進化させ、拡張させられます。

『Valheim』と同様に、プレイヤーは世界中を航海し、異なる「生態区」に入ることができます。これらの生態区には異なる資源、モンスター、そして討伐すべきワールドボスが存在します。異なる生態区を開放し、島の精霊を成長させることで、より高度な建造物や武器を製作できるようになるのです。これは『Valheim』でボスを倒すことで新しい生態区に行けるようになり、新しいレシピを得るのと似ていますよね。また、『Valheim』と同様に、基地の飾り付けや建築がうまくいくと、冒険に優れたバフや防御機能が得られるため、よい冒険しやすい状態で進むことができます。

これらのゲームに共通する別の特徴は、仲間とともに過酷な環境で資源を集めるために冒険することです。集める際にお互いを保護し、より強力な敵を共に撃破して、より希少な資源を手に入れるために協力することができます。『Codename: Islands』では、多くの海域に敵や希少な資源が存在し、プレイヤーは共にそれらに立ち向かう必要があります。

『Valheim』や『マインクラフト』、『テラリア』などと大きく異なる点は、「世界がランダムまたはプロシージャルで生成されて無限の大きさを持たないこと」です。ただし、我々の世界も完全に探索しきるわけではありません。魔法の海の性質上、新しいコンテンツが常に地図に追加され、プレイヤーは最大レベルを達成した後でも探索を続けることができるのです。

島で建てられたものは全て島の強さと特徴に還元!伝説の鍜治場を作ればだれもが伝説の武器を装備可能に

――マルチプレイに力を入れた作品で、「100%協力的」な作品だと聞いています。複数人でのプレイで有利になる、あるいはより遊びの幅が広がるなどマルチプレイの特徴的な部分を教えていただけますか。

Michael:『Codename: Islands』の特徴的な要素は「共有」です。プレイヤーは同じ島を共有し、作業台や調理ステーションなどの共有施設だけでなく、個々の家を建てることができます。これにより、コミュニティとしての共同生活を送る体験を作り出せるのです。建築システムは、プレイヤーが簡単に協力して建築できるように設計されており、お互いの創作物からインスピレーションを受け、美しい場所や建造物を共同で建てることができます。

島で建てられたすべてのものは、すべてのプレイヤーと共有されます(ただし、個人用倉庫もあります)。これにより、グループの「力」と「富」は個々ではなく、共有された島の強さと特徴で表現されます。例えば、典型的なMMORPGのように世界で伝説の武器を見つけて自分で使用するのではなく、本作では伝説の武器を入手するためには、コミュニティ全体で「伝説の武器を作成できるほど強力な鍛冶場」を建設する必要があります。完成した鍛冶場はすべてのプレイヤーと共有され、十分なリソースがあれば高度な武器を作成するためにそれをみんなで使用できます。

『Codename: Islands』のもうひとつの特徴的な協力要素は、戦闘システムです。プレイヤーは異なる役割を担い、お互いに異なるタイプの攻撃と能力を持って支援し合うことができ、これはよりMMORPGのようなものです。プレイヤーは一緒にボスや他のモンスターと戦いながら、海を冒険します。

ちなみに、PvP戦闘や他のプレイヤーへの襲撃はありません。『Rust』や『Ark: Survival Evolved』のようなゲームに見られるような要素はありません。

――公式X(Twitter)で“ヒツジっぽいサメ”や“水晶を背負ったカメ”など、魅力的な生き物のコンセプトアートを公開されていますね。この生き物たちの役割はどのようなものなのでしょう? プレイヤーとはどのように関わってくるのでしょうか?

Michael:「Sheepshark」は友好的な生き物です(優しく接してあげればの話ですが!)。ペットや家畜のようであり、餌を与えたり、撫でたり、名前をつけたり、毛を刈ってクラフトに使ったりすることができます。

水晶の宝石を持つ亀は「R’ua」と呼ばれます。彼女はリヴァイアサンの一体で、非常に古い魔法の守護者です。彼女は世界の自然な力を安定させるのを助けています。R’uaの海域に住む村人たちは彼女に祈りを捧げ、守護してもらえるように願います。彼女はゲーム内でプレイヤーに助けを求め、その後、彼らが彼女の世界のバランスを取り戻すのを手伝った時に特別な贈り物で報いるのです。

――本作の開発状況はどのような段階にあるのでしょうか。また、リリースはいつ頃になるのでしょうか。

Michael:現在、我々は開発フェーズに入っています。アルファ版リリースに取り組んでおり、2023年後半には準備が整う予定です。もしゲームの準備が完了すれば、2024年内にベータ版としてプレイヤーを招待し、その後に早期アクセス配信を開始する予定です。私たちは予算が限られている小さなチームですので、早期アクセス配信にはかなりの価値があり、将来の開発方向をプレイヤーから学ばせてもらいたいと考えています。このゲームはライブサービスを意図しており、完全なリリース後も新しいコンテンツや拡張を継続的に追加していく予定です。

――最後に、『Codename: Islands』を期待するゲーマーとGame*Spark読者に向けてメッセージをお願いします。

Michael:本作に興味を持ってくれるプレイヤーが大勢いらっしゃるということに、とても感激し、嬉しく思っています!私たちは“よくあるゲーム”ではない作品を作ろうとしていて、プレイヤー同士の協力や支援にフォーカスして「危険」「冒険」「自然の美しさ」に満ちた世界で一緒に島の家を建てる…という、ユニークな体験を人々に提供したいと考えています。

私たちは、世界中のゲーマー向けたゲームを開発することに非常にワクワクしており、準備が整い次第、日本のプレイヤーをゲームへ歓迎することを楽しみにしています!


Codename: Islands』(仮題)は現時点で対応ハードは不明で、2024年内にベータ版、その後に早期アクセス配信を開始する予定とのことです。なお、2023年後半にはプレイテストのサインアップとともに正式発表を予定しています。公式Twitterでは開発状況が随時共有されているため、興味を持たれた方は要チェックです。


《焦生肉》

ゲームに関わって飯食いたい 焦生肉

ストーリー重視でゲームをプレイするけどシステムも特徴がないとイヤ!なわがままゲーマー。わがままなくせにコンプリート癖もある上つまみ食いも大好きなので積みゲーが溜まる溜まる。ゲームで飯を食うことを夢見てたらほんとにそんな機会に恵まれた。

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