ユービーアイソフトは、2023年9月14日にシリーズ最新作『ザ クルー:モーターフェス』を発売しました。
本作は、オープンワールドドライブゲームである『ザ クルー』シリーズの最新作です。アメリカ本土を舞台にしていた過去作からは舞台を移し、ハワイはオアフ島が舞台に。都市から大自然まで様々な景色を堪能しながら、レースとドライブを楽しめます。
カーレースやスポーツカーのみに限らず、ドライブ体験やクラシックなマシンなど「カーカルチャー」全体にフォーカスを当てていることが特徴となっており、車ファン・レースゲームファンから車初心者まで、ひとりでもみんなでも楽しめます。
Game*Spark編集部は、六本木のメルセデス・ベンツ直営店「Mercedes me Tokyo」のレストランで開催された『ザ クルー:モーターフェス』ローンチイベントを取材。本記事でその様子をたっぷりお伝えします。
元プロレーサーや仮面ライダー俳優が登壇!

そんな本作の発売を記念したローンチイベントは、Okayamaさんと野々宮ミカさんという『R6S』などでユービーアイソフトと馴染み深い2名のMCで始まりました。

そして、今回のゲストである4名が登壇。左から、「ドリフトキング」の異名で知られる元プロレーサーの土屋圭市さん、「仮面ライダーゴースト」の主役・天空寺タケル役で知られる俳優の西銘駿さん、バイクYouTuberとして知られるせんちゃんさん、TikTokerで今年からレースクイーンを務めはじめたというぽぽちゃんさんが登壇しました。
まずは「ゲームを体験したときにどう感じたか」という質問が会場内から投げかけられました。土屋さんはレーサーとして走り続けただけでなく「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」やアニメ版「頭文字D」などクルマを題材にした作品で監修を務めていることもあり、クルマ描写に対しては確かな審美眼を持っています。

そんな土屋さんにとって、本作が目指したリアルなエンジン音は他のゲームよりも「本物っぽい」とのこと。土屋さんの耳をもってすると他のゲームには“嘘っぽさ”を感じてしまうこともあるようですが、本作は操作している車種に忠実なエンジン音をしているとコメントしていました。
加えてせんちゃんさんも土屋さんと同様、バイクではギアチェンジの際の音にこだわりがあると太鼓判。濡れた地面を走る際の滑りやすさもリアルに感じられるそうで、バイクライダーならではの視点から本作の魅力を語っていただきました。

一方で免許を持っておらず、免許を取ろうとしてもマネージャーから「お前は危ないからダメ!」とNGを食らってしまったという西銘さん。かつては出身地である沖縄県の「あやはし」で綺麗な海を見渡しながらマラソンをしていたそうで、免許を取得したらそのロケーションを走ってみたいそうです。

ぽぽちゃんさんは、静岡・富士スピードウェイで開催された「FUELFEST JAPAN 2023」に『ザ クルー:モーターフェス』が出展された際にもプレイ。その際はハンドルコントローラーでのプレイでしたが、今回コントローラーでプレイした際も楽しかったそうです。我々メディア陣が会場に入った際も、試遊台ではしゃぎながら本作を楽しむ様子が見られました。
次に「初めて免許を取った際にドライブで行った場所」を質問。18歳で免許を取った土屋さんは長野県・上田市の駅前でたむろしていたそう。というのも、免許取り立てて走ると危ないと考えていたそうで、駅前で「オレ免許取ったぞ、見ろよ!」という思いで自慢していたそうです。ベテランレーサーの思わぬ初々しいエピソードに、会場に笑いが起こりました。

次に『ザ クルー:モーターフェス』に収録されてい「プレイリスト」を利用したレース対決が開催。レースの最終結果だけでなく、走り方によっても順位が決められます。

第1回戦は、スポーツカーを使ったスタンダードなエリミネーションレースが行われました。序盤では土屋さんが1位、免許なしの西銘さんがビリと思われましたが……なんと途中で真逆であることが判明。西銘さんが意外なドライビングテクニックを披露しました。

その後せんちゃんさんが追い抜き1位となるも、チェックポイントを逃す痛恨のミス。その後西銘さんが再び1位に返り咲き、見事第1レースを制しました。
土屋さんはレースゲームをプレイする際はかならずハンドルコントローラーでプレイするため、普通のコントローラーでは全く操作できないそう。そのため、樹木や草など自然をなるべく傷つけないような慎重な走りになっていました。ただ、そうは言っても血はレーサー。細かいカーブが求められる場面でも的確なハンドルさばきを見せて、会場を驚かせました。

第2レースは、クラシックなバンで走るというスローペースなレースに。小さなバンが競って走る姿はとってもキュートです。

序盤ではせんちゃんさんとぽぽちゃんさんの車両同士がぶつかり合うという、アツいバトルが見られました。その後も西銘さんを加えた3人が上位を争う場面もあり、なかなか白熱した試合になりましたが、最終盤でせんちゃんさんが後方を引き離して1着となりました。

2レースを行い、見事優勝となったのは……なんと、西銘さん、せんちゃんさん、ぽぽちゃんさんの3名!皆さんナイスなプレイを見せてくれたため、ご褒美のケーキが振る舞われました。

そして、残念ながらビリとなってしまった土屋さん。ひとりだけ苦~い青汁を飲むというバラエティ的には“オイシイ”状況でしたが……飲んでみると「全然苦くない」とまさかの反応!
「相手が俺だから甘くしたんじゃないの~?」とスタッフの忖度を疑う場面もありましたが、どうやら一切小細工はしていないそう。もしかしたら、御年67歳にもかかわらず超健康体であるという証かもしれませんね。
最後には、フォトセッションが実施され、ゲームに登場するものに近いMercedes-AMGと共に記念撮影を行いました。本作にはメルセデス・ベンツの車両が17種類登場し、この車両に近いもので走ることもできます。

『ザ クルー:モーターフェス』は、PC(Epic Gamesストア,Ubisoft Connect)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに発売中です。