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近年再ブームを見せるロボットシューティング界隈に、またひとつ作品が投下されました。
その名も『プニヒローダー2』!謎の一頭身生物「ぷにひ」を操り、ミッションや大会をクリアしていくゲームです。
今回、特別に221GAMES様よりダウンロードキーを提供いただいたので、本作についてプレイレポを執筆いたしました。可愛いだけじゃない「ぷにひ」の魅力を是非ともチェックしてください。
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起動するとチュートリアルが始まり、懐かしいタッチの美少女キャラクターが案内してくれます。ここは、かに座超銀河団は惑星ネオエゾの大都市ネオアサヒカワ。どうやら作業用ローダーに乗り込んで戦うスポーツが大流行している模様です。たしかに外宇宙のどこかの惑星なら一頭身生物がロボットをこねくり回していても違和感はないですね(?)。
00年代くらいのRadioheadフォロワーっぽいガールズロックがゆる~くかかっているロビー画面に飛ばされますが(その選曲は……何故?)やはりまずはメインとなるアリーナへ直行!本作は3vs3のロボットバトルが楽しめますが、マルチではなく完全シングルプレイです。友達と都合の合わないときでも、チームでロボットバトルをする感覚が味わえます。
AI駆動の友軍2機には常に命令を出すことができ、指示によって戦術も変わってくるようです。最初のランクであるジャンクアリーナはゴリ押しでも問題ありませんでしたが、ちょっとずつ敵が賢く強くなっていくかもしれません。
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WASDで移動し、Shiftで前方ダッシュ、Spaceで浮上し、左クリックが左腕パーツでの攻撃/右クリックが右腕パーツでの攻撃と、一瞬で理解できる戦闘システムなのが良いですね。逆に言えば、この手のジャンルに飽きている人にとっては、流石に既視感が強すぎるとも言えるでしょう。とはいえ、操作感は良く、引っ掛かりを覚えることはないので、ゲームのロボットにそこまでリアリティ(加速度やGのかかり具合)を求めないという人には最適だと思えました。
また、戦闘中、味方も敵もいちいち台詞を吐くのもポイントですね。回復中の敵を攻撃したら「おい、デバッグ中だぞ」と怒るし、味方も残っているHP次第で台詞が逐一変化します。
少し気になったのは、序盤を遊んだ限りではアリーナもミッションもどちらも四角張った小さい空間で撃ち合いをするだけなので、もう少し地形に変化があったり、ギミックが目立つフィールドが用意されていると嬉しいですね。
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では、本作の目玉であるカスタマイズにも注目しましょう。
アリーナを終えたら、手に入れた賞金でパーツを買っていきましょう。このあたりも鉄板のロボットシューティングと同じく、装甲の厚さや重量制限と睨めっこすることとなります。優秀なパーツはやはりお値段もそこそこ……繰り返しミッションで金を溜めて、お目当ての武器を買いましょう。
基本的には軽量級・中量級・重量級に分かれており、そこから何を積んでいくかの勝負となります。筆者は脚部パーツを「モート レッグ」にして、小回りを利かせながらマシンガンを叩き込むアセンブリが好きでした。脚部パーツは変更がダイレクトに感じられるので楽しいですね。他には、ブースターで空から奇襲をかけたり、鉄パイプで至近距離からボコボコ殴るのも面白いです。
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また、傭兵ぷにひをチームメイトとして雇うのも大事です。何故か彼らは寿司屋で待っており、ピンからキリまで色んなぷにひが揃っています。他の連中が10000新円(通貨の単位)であるのに対して、一番安い傭兵ぷにひである「肝臓カチカチカチ太郎」は、なんと220新円。自己紹介もせず「酒を、くれ…酒だ…」と震えているあたり、クソの役にも立たなそうですが、こんな奴でもいないよりマシかもしれません……。
彼らはそれぞれ独自の僚機を持っているので、いちいち変更しなくていいのも簡単で良いと思いました。一度などは、あともう少しで敵機を倒せるというタイミングで筆者が撃破され、万事休すかというときに肝臓カチカチカチ太郎がとどめを差してくれたので、彼の評価が爆上がりしました。やはりただのアル中じゃなかったようです……
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アリーナやミッションでお金を貯めて、ショップでパーツやアクセサリーやチームメイトに変えて、またアリーナに挑戦……基本的なゲームフローは以上となります。
筆者はこの何とも言えないダジャレや肩の力が抜けたジョークが結構好きでした。ぷにひを成り立たせるためにどこか適当な惑星(エゾの、アサヒカワですが)をでっち上げているあたりからたまらないし、採掘ロボットに「掘りマクリー」と名付けるあたりもグーだと思います。
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以上。『プニヒローダー2』のプレイレポでした!あなたも「ネオアサヒカワ」で真の作業用ローダー乗りになりましょう!
『プニヒローダー2』は、PC(Steam)向けに早期アクセスを実施中です。