PS4/PS5/Steam用ソフト『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』(以下、『GBVSR』)が、2023年12月14日(木)に発売となります。
『GBVSR』はCygamesの人気ソーシャルゲーム『グランブルーファンタジー』を原作とする対戦格闘アクションゲーム『グランブルーファンタジーヴァーサス』の続編となっており、格闘ゲーム初心者に優しい操作感などは受け継ぎつつも、より熱い対戦が繰り広げられるよう新要素が多数投入されています。
とにもかくにも前作から大きくパワーアップしており、今回の先行プレイレポートでも時間を忘れてトレーニングモードに勤しむくらい夢中になってしまいました。本稿でそのプレイ感をお届けできればと思います。
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◆やはり気になるのはトレーニングモード
新作対戦格闘ゲームを購入して真っ先にチェックするのは、やはり「トレーニングモード」ではないでしょうか。対戦に向かう前に自分が操作するキャラクターの技性能や、基本的なコンボは抑えておきたいはず。その点、『GBVSR』はトレーニングモードがかなり使いやすくなっていました。
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特に便利なのが有利不利の表示機能。前作から攻撃をヒットさせることで有利フレームが取れるなら青、不利フレームになるなら赤、微不利から五分なら黄と言った具合にキャラクターの色が変わる機能自体は存在していました。
『GBVSR』では、これに加えて技の全体動作のフレーム数や当てた技が何フレームの有利を取れるのか、ガードされると何フレーム分の不利になるのかその数値が一目瞭然で表示される機能が追加されています。
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格闘ゲームに慣れたプレイヤーなら自分で調べたり、ネット上の情報を漁ったりという作業をスムーズに行えますが、初めて遊ぶプレイヤーにフレーム周りの話は難しいもの。ですが格闘ゲームをもっと強くなりたいと感じた時に必ずぶつかる壁ではあるので、そのフォローがなされているのは非常にありがたいのではないでしょうか。
相手キャラクターの強力な技をガードしたらどれくらいの不利フレームがあるのか、少しトレーニングモードを触るだけで数値としてわかるので、とっても便利。『GBVSR』のトレーニングモードは、そういった研究作業が非常に快適なところが嬉しいポイントでした。
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加えて状況別トレーニングの項目も必見。基本操作の部分はもちろん、実戦テクニックではキャンセルを駆使して連続技を繋げる方法や立ちガード、しゃがみガードの崩し方など格闘ゲームの基本的な知識が網羅されています。
これを活かせば、どうして相手キャラからダメージをくらったのかや、ガードの固い相手にこちらの攻撃を通す方法などが対戦中に判断できるようになってくるかもしれません。
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キャラクター戦術の項目も思った以上に実戦的で、例えばグランなら「中版(※ゲーム内表記ではM)のドライブバーストを相手から離れた位置でガードさせて有利フレームを取る」、ジータなら「遠距離中攻撃から小版(※ゲーム内表記はL)ボーパルブレードのヒット確認をしてヒットしていたら派生まで出し切る、ガードされていたら止める」といった実戦でも用いられる立ち回りのテクニックが練習できます。
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キャラクター対策の項目も同様に各キャラクターの強い技の対策が練習できるので、ある程度のレベルまではゲーム内で調べられる情報だけで強くなれる……かも!?
◆実際の対戦ではオンラインロビーが便利
今回の先行プレイではメディアや関係者しかいなかったため機能の全てを体験することは叶わなかったのですが、ゲームセンターの光景が再現された『GBVSR』のオンラインロビーは中々便利な代物に仕上がっていました。
『GUILTY GEAR』シリーズや『BLAZBLUE』などアークシステムワークス制作の対戦格闘ゲームをご存じの方は、ご想像のものがさらにパワーアップしたものだと考えるとわかりやすいかと思います。
対戦台に座って相手を待つor既に対戦台に座っているプレイヤーの反対側の台に自キャラを座らせることで対戦ができる点はこれまでと同様です。
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しかし、今回は緑色の台に自キャラクターを座らせることで、ロビーにいながらランクマッチやカジュアルマッチにエントリー可能となっています。他にも『GBVSR』の目玉のひとつである『ぐらばとっ!』のエントリー受付もあるので、『GBVSR』で遊べる殆ど全ての要素にここからアクセスできると言っても過言ではありません。
また、コミュニケーションの項目から使用できる本編『グランブルーファンタジー』のようなスタンプ機能や、自分のアバターを操作してボールをゴールに運んで遊べるサッカーコートなども存在しています。オンラインロビーは格闘ゲームはもちろん、ほっと一息付きたい時に訪れても楽しい場所になっているように思えました。
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ゲームセンターエリアではマッチョなビィくんのバルーンを殴って遊ぶこともできますし、アバターに攻撃モーションが用意されているということは、実際のゲームセンターで稀に見られるノーマナー行為“台パン”を再現することも……!?
あまりやっていると不快に思う人も出てきそうですが、気心の知れた相手とおふざけをするにはもってこいではないでしょうか。
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◆対戦ではBPを巡る攻防が熱い
そして、やはり『GBVSR』の目玉は対戦格闘でしょう。実際に先行プレイ中にも何回か対戦ができたのですが、特に面白いと感じたのがBP(ブレイブリーポイント)を巡る攻防の部分。
このBPは、対戦中に両プレイヤーへラウンドごとに3つずつ付与されるもの。後述するレイジングストライクや奥義or解放奥義を食らうことで減少し、奥義や解放奥義を使うことで増加する点が必ず覚えておきたいポイントです。
またレイジングストライクや、相手キャラクターの攻撃をいなして間合いを離せるブレイブカウンターを使うことでも自キャラクターのBPが1減少します。
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忘れてはならないのが、BPが残りひとつになると被ダメージが1.2倍、0になってしまうと被ダメージが1.5倍になる強烈なペナルティがあること。考えなしにBPを使う行動を繰り返すと、あっと言う間にペナルティを受けてしまうのです。
特に相手のレイジングストライクを自分のブレイブカウンターで返すことができるのですが、それをしてしまうと相手のレイジングストライクでひとつ、自分のブレイブカウンターでひとつの計2個もBPが削られてしまいます。そうなると、上述のペナルティで被ダメージが上がってしまうため苦戦は必至。なるべくなら、BPは温存しておきたいところです。
逆に言うとレイジングストライクを当てさえすれば自分が連続技を決められるor相手のBPを削れるということでもあるので、できれば攻めに使っていきたいシステムである印象を受けました。
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また、相手キャラクターに向かって前進すると奥義ゲージが思った以上に増加する仕様があるので、ガンガン攻めてくる相手はレイジングストライク後に発動できるレイジングチェインに奥義ゲージを吐いてくることも。
強力すぎるようにも思えるレイジングストライクですが、慣れている相手は無敵技や発生の早い技で割り込んできたり、上手く回避してこちらのBPだけを削る手痛い反撃をしてきます。どんな技にも言えることですが、キチンと使いどころを見極める必要はあるようです。
さらに『GBVSR』から追加されたアルティメットアビリティについて。こちらは各キャラクターの持つ技の強化版を撃てるのですが、どれも超強力なものばかり。奥義ゲージ50%消費するだけあってとても便利なので、ゲージを上手に増やしながらアグレッシブに立ち回っていきましょう。
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さらに解放奥義だと発動時に相手のBPが一気に2も削れるので、ピンチになっていた側のプレイヤーが解放奥義を組み込んだ連続技で一発逆転を狙ってくることがあります。どれだけ有利でも最後まで気を抜けません。
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以上、『GBVSR』の先行プレイレポートをお届けしました。今回は残念ながら『ぐらばとっ!』はマッチングせず遊べなかったのですが、格闘ゲームに慣れた方はもちろん、初めて遊ぶという方にもピッタリの作品です。
格闘ゲームは昨今『ストリートファイター6』から流行の兆しを見せているジャンルでもありますので、また違った格闘ゲームが遊びたいという方もぜひチェックしてみてください。
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¥24,800
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)