海外レビューハイスコア『サガエメラルドビヨンド』―これは『サガ』ファンのための『サガ』だ

・RPG Site:　90/100（PS5）

標準的なRPGファンにとって、それは厳しい要求だと感じる。だから、河津氏が描くRPGをよく知らない人に『サガエメラルドビヨンド』を勧めるのは難しい提案だ。しかし、すでに『サガ』のファンである人にとって、『サガエメラルドビヨンド』が自分に合うかどうかはあまり問題にならない。これは『サガ』ファンのための『サガ』であり、実のところ、これ以上の喜びはない。

・TierraGamer:　85/100（PS5）

『サガエメラルドビヨンド』は利用可能な家庭用ゲーム機のグラフィックを活用せずに、しっかりした戦闘メカニズムと面白く奥が深いストーリーを備えたストラテジーゲームを提供することに重点を置いている。主人公たちの様々な物語が交錯するさまは素晴らしく、リプレイ性の要素も申し分ない。このジャンルのファンなら大いに気に入るだろう。

・GamingTrend:　75/100（ニンテンドースイッチ）

・Siliconera:　70/100（PS5）

『サガエメラルドビヨンド』は時々不揃いでぎこちないものの、そのバラエティの豊かさ、滑稽な脚本、絶え間ないアクション、愛すべきキャラクターのおかげで、土曜朝の充実したアニメのように感じられることが多い。

・GamersRD:　70/100（PS5）

このJRPGは6人のキャラクターが関わる筋書きのおかげで、ニューゲームが毎回同じにはならない。戦闘システムはハードルが高いものの楽しく、グラフィック的には時代遅れに感じられるが、サウンドトラックでそれを補っている。『サガ』シリーズやRPGが好きな人にお勧めだ。

・CGMagazine:　70/100（ニンテンドースイッチ）

『サガエメラルドビヨンド』はスクウェア・エニックスで最も奇妙なシリーズへの強力な入門作品だ。シリーズへの最高の入門作品とは言えないかもしれないが、奇抜なキャラクター、魅力的なストーリー、素晴らしい戦闘システムを満載している。

・LevelUp:　65/100（ニンテンドースイッチ）

『サガエメラルドビヨンド』は非常に意欲的だが、同時にスクウェア・エニックスの他IPのような愛情や関心が払われなかったため、少々混乱している。そのせいでコンテンツの多くが再利用され、繰り返しが多くなっている。幸い戦闘はとても素晴らしいので、気づかぬうちに何時間もプレイしているだろう。

・NintendoWorldReport:　50/100（ニンテンドースイッチ）

『サガエメラルドビヨンド』は魅力的で個性的なシリーズであるだけに、楽しいターン制の戦闘以外で見事な着地を決められなかったのは残念だ。17の世界を行き来し、リプレイで交差する物語という可能性はクールなので、ストーリーにもっと引き込まれたなら良かったのだが、結合されたストーリーは面白いものではない。『サガ』シリーズは移植やリメイクに任せるのが一番なのかもしれない。

PC（Steam）/PS5/PS4/ニンテンドースイッチ/iOS/Android向けに2024年4月25日（PC版は4月26日）に発売された『サガエメラルドビヨンド』のMetacritic海外レビューまとめをお届けしました。メタスコアは記事執筆時点でPS5版が79点（総レビュー数11件）、ニンテンドースイッチ版が63点（総レビュー数5件）でした（PC/PS4/iOS/Android版は規定レビュー数を満たさず判定不可）。

総じて、戦闘システムは高く評価されています。一方、ストーリーやグラフィック、難易度では評価が分かれているようです。

本作は、『サガ』シリーズの最新作となるRPGです。プレイヤーは6人5組の主人公となり、吸血鬼やメカなど多様な種族が支配する17の世界を舞台に、選択や周回によって変化する物語を体験します。“ひらめき”や“陣形”といったシリーズおなじみのシステムに加え、さらに洗練された“タイムラインバトル”が楽しめると謳っています。

Game*Sparkではこれまでに先行プレイレポートと記念特集を掲載しています。興味のある方はあわせてお読みください。

連携、ひらめき、独壇場！バトルもシナリオも進化を遂げた、伝説のRPGシリーズ最新作『サガエメラルドビヨンド』先行プレイレポ | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト