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【特集】『8番のりば』はなぜヒットした?大人気『8番出口』続編、“異変探し”とはやや異なる内容に

続編だけど、遊びは全然違う!

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【特集】『8番のりば』はなぜヒットした?大人気『8番出口』続編、“異変探し”とはやや異なる内容に
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日々たくさんのゲームがリリースされる現代。その分話題になる作品も多いわけですが、「どうしてこのゲームは人気なんだろう?」と思ったことはありませんか?

この連載では、ゲーマーから注目を浴びているゲームがなぜ人気になっているのかを分析します。記事を読んで、流行っているゲームに詳しくなっちゃいましょう。今回は、アドベンチャー『8番のりば』をお届けします。核心を突いたネタバレはありませんが、一部仕掛けに言及することがあるため、まっさらな気持ちで楽しみたい方はご注意ください!

“異変探し”とはちょっと違う内容

本作は、ホラーテイストのアドベンチャーゲームです。プレイヤーは永遠に走り続ける電車の中を歩き、駅に降車することを目指します。前作では「異変がなかったら進む、異変を見つけたら引き返す」という基本ルールが明かされましたが、本作ではとにかく次の車両へと進んでいくことが目的です。

マネキンのような人が大量に座っているところがあったり、女の子が次の車両のドアの前で立っていたりと、不可解な状況が多数起こります。どれも解決法は異なるため、車内を探索して解決法を探る必要があります。

グラフィックはぼかしがよりうまく使われるようになり、空気感を含め非常に現実味があります。電車内にある広告は実在の企業などから公募したものであるため、その点でもかなりリアルです。

『8番出口』は異変を見つける観察力が必要でしたが、本作はイベントの条件に気づきやすく、より遊びやすくなっていると感じます。一方、イベントのホラーテイストはやや強くなったようにも感じられ、刺激はたっぷり感じられます。

なぜヒットした?

本作がヒットした理由は、なんといっても『8番出口』の続編であるからというところが大きいでしょう。前作の人気がまだまだ続く中、およそ半年という短い期間で発売を迎えました。この半年の間に「8番ライク」な作品はたくさん生まれましたが、そんな中で前作とは大きく異なる遊びを取り入れたことも大きく注目された理由のひとつと言えるでしょう。

発売から1週間強ほど経った記事執筆時点ですでに900件を超えるレビューを集めており、ユーザーからの評価は「非常に好評」。前作との違いに混乱を覚えるレビューも見られるものの、新鮮な体験や丁寧な作りを評価する声が多くみられます。

Hikakin Gamesやにじさんじ、ホロライブといった有名動画配信者も早い段階でチェックしており、多いものでは何十万回~何百万回ほどの再生数を集めています。

今後も人気は継続する?

まだ発売したばかりということもあり、しばらくは話題が継続するでしょう。一方で、一定のルールに基づいたゲームではなくバラエティに富んだ仕掛けの連続であるため、『8番出口』の時のようなフォロワー作品がたくさん生まれるということはあまりないかもしれません。


『8番出口』はニンテンドースイッチおよびMeta Quest(VR版)への移植が存在するため、本作も移植される可能性はあります。公式に発表があったわけではないため確実ではないことに注意が必要ですが、もし移植されればその段階でもう一度跳ねる可能性もあるでしょう。


なお、本シリーズに関しては開発者が満足したため、終了となることが明かされています。コタケクリエイトの次回作『STRANGE SHADOW』に期待しておきましょう。


『8番のりば』は、PC(Steam)向けに配信中。定価470円という安価で購入できます。

UPDATE:本文中の誤字を修正しました

《みお》

超雑食の若年ゲーマー みお

2021年3月よりフリーでゲームライターをしています。現在はGame*SparkとIGN JAPANで活動し、稀にINSIDEにてニュース記事を執筆しています。お仕事募集中。ゲームの趣味は雑食で、気になったものはクラシックゲームから新しいゲームまで何でも手を出します。主食はシューター、ADV、任天堂作品など。ジャンルやフランチャイズの歴史を辿るのも好きです。ゲーム以外では日本語のロックやアメコミ映画・コメディ映画、髪の長いお兄さんが好きです。

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