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2024年7月19日より、ビジネスデイと一般開放日の3日間にわたって行われた「BitSummit Drift」。本記事では、すっかり京都で恒例のゲーム展示会となった同イベントから気になった作品として、架け橋ゲームズブースにて展示されていた『SONOKUNI』をご紹介します。
妖しく、色めかしい雰囲気に乗せるコアな日本語ラップの融合
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本作品は昨年のBitSummitでも展示されており、昨年のプレイレポートも既に本誌では公開されています。
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今年の展示では導入やストーリーが追加されていたりとコアな世界観の表現も深みがましています。主人公はタケルという女性で、自身の住む「ソノクニ」と住民の見た目が奇怪ながらも病気や不老といった俗世からかけ離れた「ワノクニ」との価値観や抱える気持ちのすれ違いも伺えます。
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タケルが住む「ソノクニ」の族長と「ワノクニ」は交流を結ぼうと努力しており、ワノクニの価値観に染まりたくないタケルの葛藤もうかがえましたが、何故タケルが敵を切り倒しているのかといった理由などは分かりませんでした。
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とはいえ、肝心なのはゲーム性。去年と比べても難易度の高さは変わらず激ムズ。オマージュ元といえる『ホットラインマイアミ』よろしく、リトライこそ容易なものの、敵の攻撃も熾烈。実際筆者も展示デモで撮った写真の9割は自身の死亡写真という度し難い結果を招いています。
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そして、このプレイにアドレナリンの相乗効果をかけるのは同作品の開発チームであり、音楽クルーの「DON YASA CREW」の面々。日本語ラップと聞くと最近ではラップバトルの影響もあり再び認知も上がってきていますが、まだまだマイナーなジャンルではあります。楽曲からも伺える通り、現代のアンダーグラウンドの日本語ラップのストリームにも合致した重厚で切り口の鋭いマンブルラップだけでなく、女性コーラスも交えた楽曲などバリエーションも豊かなハイクオリティな日本語ラップに合わせ、高速で敵をなぎ倒し切った快感も高く、1区画をクリアするだけで相当なアドレナリンが噴出されます。
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妖しく引き込まれる本作品は時期こそ未定ながら今年発売予定、要注目の一作です。
Game*Sparkでは多数の「BitSummit Drift」現地取材記事を掲載していくので、今後もお楽しみに!
インディーゲームの祭典「BitSummit Drift」特集記事はこちら!