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2024年9月16日、日本経済新聞は千葉大学の山田泰裕教授らが「光を当てると冷たくなる」物質を開発したと報じました。
ゲーミングPCのライトアップが無駄ではなくなる……かも
日本経済新聞の記事によると同物質はセシウム、鉛、臭素から構成されるペロブスカイト構造の結晶からできており、特定波長のレーザー光を受けるとそれより強い光を発し、その際に物質のエネルギーを温度から変換するため物質の温度が下がるということです。10分ほど発光させると、同物質の温度は10度ほど下がったとされています。
また、この物質は電気を流しても光ります。その際にもこの物質の温度は下がるため、電力を用いた冷却にも応用が期待されます。
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現在はまだ実験室レベルでの成果のようですが、将来この物質が高効率・大型化して大量生産が可能になった際には、冷却剤としてこの物質が使われた「光るゲーミングPC」などが登場し、ゲーミンググッズの印象が「意味もなく光り輝く」から変わってもおかしくないかもしれません。