『ブレイドアンドソウル NEO』は『ブレイドアンドソウル』とどう違う!?元プレイヤーのプロデューサーさんに聞いた“リメイクへの想い”【インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

『ブレイドアンドソウル NEO』は『ブレイドアンドソウル』とどう違う!?元プレイヤーのプロデューサーさんに聞いた“リメイクへの想い”【インタビュー】

『ブレイドアンドソウル NEO』が3月12日にサービスを開始します。

連載・特集 インタビュー
『ブレイドアンドソウル NEO』は『ブレイドアンドソウル』とどう違う!?元プレイヤーのプロデューサーさんに聞いた“リメイクへの想い”【インタビュー】
  • 『ブレイドアンドソウル NEO』は『ブレイドアンドソウル』とどう違う!?元プレイヤーのプロデューサーさんに聞いた“リメイクへの想い”【インタビュー】
  • 『ブレイドアンドソウル NEO』は『ブレイドアンドソウル』とどう違う!?元プレイヤーのプロデューサーさんに聞いた“リメイクへの想い”【インタビュー】
  • 『ブレイドアンドソウル NEO』は『ブレイドアンドソウル』とどう違う!?元プレイヤーのプロデューサーさんに聞いた“リメイクへの想い”【インタビュー】
  • 『ブレイドアンドソウル NEO』は『ブレイドアンドソウル』とどう違う!?元プレイヤーのプロデューサーさんに聞いた“リメイクへの想い”【インタビュー】
  • 『ブレイドアンドソウル NEO』は『ブレイドアンドソウル』とどう違う!?元プレイヤーのプロデューサーさんに聞いた“リメイクへの想い”【インタビュー】
  • 『ブレイドアンドソウル NEO』は『ブレイドアンドソウル』とどう違う!?元プレイヤーのプロデューサーさんに聞いた“リメイクへの想い”【インタビュー】
  • 『ブレイドアンドソウル NEO』は『ブレイドアンドソウル』とどう違う!?元プレイヤーのプロデューサーさんに聞いた“リメイクへの想い”【インタビュー】
  • 『ブレイドアンドソウル NEO』は『ブレイドアンドソウル』とどう違う!?元プレイヤーのプロデューサーさんに聞いた“リメイクへの想い”【インタビュー】

3月12日にMMORPG『ブレイドアンドソウル』のリメイク作品である『ブレイドアンドソウル NEO』がサービスを開始します。

『ブレイドアンドソウル』は日本版が2014年にサービスが開始された作品で、現在も運営が続けられている有名MMORPG。『護縁』や『ブレイドアンドソウル 2』といったシリーズ展開が行われながらも、今回『ブレイドアンドソウル NEO』として“サービス開始当初の環境”が繰り広げられていくことになります。

そこで今回は、日本運営プロデューサーの「FSふんこ」こと福富岳氏にインタビューを実施。『ブレイドアンドソウル NEO』と『ブレイドアンドソウル』はどう違うのかという点から、「ふんこ」の名でプレイヤーとしても活躍されていた同氏の想いなどを伺いました。

なお、Game*Sparkでは『ブレイドアンドソウル NEO』統括プロデューサー・キム・ホンジェ氏へのインタビューも後日掲載予定です。あわせてご確認ください!

◆“元プレイヤーのプロデューサー”だからこその着眼点!『NEO』で新生する『ブレソ』の世界

――まずは自己紹介をお願いします。福富さんは「ふんこ」という名で、プレイヤーとしても有名だと伺いました。

福富岳氏(以降、福富):運営プロデューサーの福富です。『ブレイドアンドソウル』では「ふんこ」としてオープンベータからプレイしています。2017年にネットカフェID攻略大会「FANTASTIC BATTLE」で、いきなりの会場当日募集のMC枠としてその場のノリで登場し、2017年から2019年のジャパンチャンピオンシップ/ワールドチャンピオンシップで解説員を、2017年から2022年まで毎年の新職業の実装記念生放送および周年放送に、ユーザー代表としてゲスト出演したりしていました。

そんな中で、2022年5月20日に前任プロデューサーからお声がけ頂き入社を決意し、『ブレイドアンドソウル』に全力を注いでいたら、プロデューサーに任命された経緯があります。

――早速ですが、『ブレイドアンドソウル NEO』についてお教えください。

福富:既存の『ブレイドアンドソウル』を継承して発展、進化させた、“新しい『ブレイドアンドソウル』”です。

現行サービスの面白さは維持しながら、『ブレイドアンドソウル』本来の面白さを追求するためにスキル回しが自動で行える「簡易戦闘モード」をあえて撤廃し、打撃感を味わえる2014年初期の戦闘スタイルが再度体験できるようになっています。

また、長期サービスとしてプレイ構造の変更を行う目的で、継続的に成長可能なシステムも採用しました。ゲーム内で獲得したアイテムを市場で取引をして「神石(ショップで商品購入が可能となるアイテム)」を獲得できるようになり、無課金でも楽しめるようになります。

理解しにくい各コンテンツを調整してわかりやすく変更し、『ブレイドアンドソウル』の知見があるなしに関わらずどなたでも理解しやすいシステムへ変化したでしょう。

グラフィックについても、2021年に行った「胎動」アップデートでUE4にグラフィックの刷新を行いましたが、その際に頂いた「美しく変更されたけれど『ブレイドアンドソウル』らしさが失われた」という声もフィードバックしています。

『ブレイドアンドソウル NEO』でも同じUE4を採用していますが、グラフィック面も大幅に改善され、美しくもリアルな東洋の世界観が広がります。また、スキルエフェクト等もリマスターされ爽快感が向上しています。

『ブレイドアンドソウル』
『ブレイドアンドソウル NEO』

――『ブレイドアンドソウル NEO』について、日本プレイヤーがどういう反応をされると予想されていますか。

福富:まずは「懐かしい!」といった反応です。さらに言うなら、そこから「○○が原因でやめちゃったんだよねー」という、ここまでの流れが予測できますね。「プレイをやめちゃったその問題、NEOなら改善されていますよ!」と声を大にしてお伝えしたいです!

――『ブレイドアンドソウル NEO』は『護縁』や『ブレイドアンドソウル 2』などと比べて、どのような立ち位置なのでしょうか。

福富:その2タイトルは『ブレイドアンドソウル』のIPを使用したモバイルゲームとなります。『ブレイドアンドソウル NEO』は“『ブレイドアンドソウル』本作の完全リメイクであるPCゲーム”という位置付けがわかりやすいでしょう。

――『ブレイドアンドソウル NEO』はMMOを体験したことのないユーザーに向けて展開されていくか、あるいは既存MMOプレイヤーに向けて展開していくか、そのバランスについてお聞かせください。

福富:ずばり、その両方です! 既存MMOプレイヤーはもちろん、『ブレイドアンドソウル』が持つ武侠の世界観、そしてこのアクション性は他のゲームでは体験できない、“『ブレイドアンドソウル』ならではの魅力”だと確信しています。

そしてMMOを体験したことのない層についてですが……実は、かくいう私も元々はMMOプレイヤーではなく、ゴリゴリのFPSプレイヤーでして、当時、メンバーが集まる前にと遊び始めたゲームが『ブレイドアンドソウル』でした。まさかそれが僕の人生をここまで変えるゲームになるとは思ってもいませんでした。

ですので、この『ブレイドアンドソウル』独自のコンテンツは、MMOプレイヤーにとどまらず、他のゲームジャンルの方々にも刺さるものだと思っております。ぜひ、MMO未経験者の方にこそ触れていただきたいです!

――『ブレイドアンドソウル』をプレイしたことがない人でも、今作からスタートして楽しめるということですね。

福富:既存サービスのリメイクとなりますので、むしろ『ブレイドアンドソウル』を知らない方々にこそプレイしてもらいたいです! とりあえず、キャラクタークリエイトをやってみてください。基本プレイ無料でここまでできるゲームは他にないと思います。

――『ブレイドアンドソウル』元プレイヤー「ふんこ」である福富さんが、今回の『ブレイドアンドソウル NEO』にかける想いについてお聞かせください。

福富:既存サービスをプレイしている時から「自分が運営だったらこうする」みたいな考えは常々ありました。リメイクしてサービス開始から運営として、プロデューサーとして携わるのは正直、ワクワクしかないですね!

――“既存プレイヤーだからこそ”『ブレイドアンドソウル NEO』がより楽しめるであろう要素はなんでしょうか。

福富:今の『ブレイドアンドソウル』ももちろん好きです。その『ブレイドアンドソウル』がリメイクにてより進化し、より楽しめるようになった作品だというのが率直な感想です。『ブレイドアンドソウル NEO』では新武功システムや、簡易操作モードの撤廃で、より個性やプレイヤースキルが求められる環境になりました。

――日本のMMO市場は良い形で熟成されていると感じます。これらのMMOプレイヤーに対してのアピールをお聞かせください。

福富:SNSの発展や、映像作品が見られるサブスクリプションサービスなどで、若年層をはじめ多くの方が色んな情報やコンテンツが見られる環境が整っております。その中でもアニメの効果は絶大だと私は思います。その中には、MMORPGといったゲームの世界にフォーカスをあてた作品も多く存在しています。そのどれもに共通しているのは「主人公のプレイヤースキルが高い」ということでしょう。

あらためて、『ブレイドアンドソウル NEO』ではより打撃感を醸成させるために、あえて現行サービスで便利機能となっているスキル自動発動機能の「簡易操作モード」を撤廃しております。そのため、よりプレイヤースキルが求められる環境となるはずです。

アニメの主人公同様、ぜひこの『ブレイドアンドソウル NEO』の世界で、プレイヤースキルを極めて、皆さまには「主人公」になってもらいたいです。

――現在の日本MMO界隈にまつわる今後の展望について、考えるところがあればお教えください。

福富:昨今、早期にサービスが終了してしまうなど、ゲーム業界的にも厳しいニュースを耳にします。そんな中でNCSOFTのPCオンラインゲームは、『リネージュ』シリーズをはじめ長期サービスが出来ていることが“一番の利点”だと思っております。

『ブレイドアンドソウル NEO』も同様に、長く皆さまに愛されるタイトルであり続けられるようにサービスチーム一同全力をつくして運営していければと思います。

――最後に、読者に向けてコメントを頂ければ幸いです。

福富:自分のような、元プレイヤーがプロデューサーとして運営に携わるゲームは他社を見ても中々ないでしょう。今の『ブレイドアンドソウル NEO』サービスチームにしかできない運営で、プレイヤーのみなさんにはより「楽しい」を長く提供できるように精進してまいります!

――今回は、ありがとうございました!


成功したタイトルであるからこその安心感がある、『ブレイドアンドソウル NEO』は3月12日よりサービスが開始されます。これから新しく始めるMMOとして気になった方はぜひチェックしてみてください。


Wizardry外伝 五つの試練 -Switch
¥4,525
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
ライター:高村 響,編集:TAKAJO

ライター/ゲームライター(難易度カジュアル) 高村 響

最近、ゲームをしながら「なんか近頃ゲームしてないな」と思うようになってきた。文学研究で博士課程まで進んだものの諸事情(ゲームのしすぎなど)でドロップアウト。中島らもとか安部公房を調べていた。近頃は「かしこそうな記事書かせてください!」と知性ない発言をよくしている。しかしアホであることは賢いことの次に良い状態かもしれない……。

+ 続きを読む

編集/いつも腹ペコです TAKAJO

Game*Spark編集部員。好きな映画は「ダイ・ハード」、好きなアメコミヒーローは「ナイトウィング」です。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top