
2024年10月4日にリリースされたPS5/PC(Steam)向けリメイク版『Until Dawn -惨劇の山荘-』を手がけたイギリスのゲーム開発スタジオBallistic Moonが、現在“事実上の閉鎖状態”であることを、海外メディアが報じています。
大規模レイオフで創設者を含む数人の従業員のみ
Ballistic Moonは2024年9月に発表した大規模なレイオフによっておよそ40人の従業員を解雇していました。海外メディアInsider Gamingの最新レポートによると、リメイク版『Until Dawn -惨劇の山荘-』のサポート対応のために残っていたスタッフも、同年12月に行われた二度目のレイオフによって約20名のスタッフが新たに解雇されたようです。
レポート内では、現時点でBallistic Moonには創設者と数人の従業員が残されているのみで、開発チームや広報、マーケティングスタッフなどはすでに在籍していないとのこと。同メディアへの情報提供者によれば、リメイク版『Until Dawn -惨劇の山荘-』のアップデートに取り組むスタッフがいない状態で、スタジオとしては“事実上の閉鎖状態”となっているようです。
なお、本作は二度目のレイオフが行われたとされる2024年12月に配信されたバージョン1.08以降は更新が行われていません

新規プロジェクトの資金調達が失敗との報道
Insider Gamingでは今回のレイオフ実施に関して、同社が「新規プロジェクトへの取り組みやリメイク版『Until Dawn -惨劇の山荘-』のさらなるアップデートのための資金調達に失敗したこと」が大きな原因だと報じています。同メディアへの情報提供者によれば、プロジェクトに関する議論は行われたものの、資金提供やパブリッシャー契約には至らなかったようです。
なお、記事執筆時点(2025/03/06 17:00)で、Ballistic Moonからの公式声明は発表されていません。