
Spark Unlimitedとカプコンが放つ人気TPSシリーズ最新作『ロストプラネット 3』。シリーズ初となる海外チーム開発で話題となった今作ですが、TGS 2012出展中に出展されている世界初公開となるマルチプレイのデモを体験してきました。
TGS会場の中でも一際異彩を放つ『ロストプラネット 3』ブースは、作品の舞台となる極寒の惑星“EDN-3rd”をイメージし、室内は冷房がひんやりと効いた完全個室ブースとなっていました。

今回のデモは、NEVECチームと雪賊チームにそれぞれ5人ずつ別れたチーム戦となり、雪賊チームはT-ENGサンプルを修理し回収、最後に輸送ヘリで脱出という3つのミッションが用意され、NEVECサイドは雪賊の侵攻を阻止するといったルールが用意。
開けた大きな広場と屋内エリアの2つで構成された雪山の基地が対戦マップとなり、戦闘前にはキットセレクトメニューでマシンガンやショットガンなどカスタマイズした装備品のセットを選択し、セットは試合中でもリスポーン時に変更が可能でした。武器には死亡した際にリスポーンまでの好きなタイミングで毒ガスを噴出するといった変わったものも用意され、今回詳細はチェック出来ませんでしたが、メニューには前作同様スキンのカスタマイズ項目も確認出来ました。
今作からの大きな変化としてマルチプレイ中にAKが出現する事が挙げられ、実際のプレイでも試合中に巨大AKが乱入し、一方的に攻め続けていた雪賊が次々に襲われ形成が逆転するなど、戦況が大きく変化する事がありました。AKは雪賊、NEVEC関係無しに襲い掛かってくるので、一時的に両チームで協力し撃退に専念したり、混乱に乗じて一気に攻め込むプレイヤーも見られ、例え有利な状況でも全く安心が出来ないので、終始緊張感の溢れる試合が展開していきます。

また、お馴染みのアンカーに加え、カバーやグレネード投擲時の落下ポイント表示などTPSとしてのアクションも進化し、マルチプレイでも一定時間内であれば仲間を復活させる事が可能に。その際、攻撃側は倒れた敵に接近してとどめを刺す(踏みつける)事で強制的にリスポーン待機状態にさせる事が出来るので、毎回楽々と復活させる事は難しそうです。
過去作に比べてアクションの追加など大きく変化していましたが、全体的に操作はシンプルにまとまっていて、あまりTPSジャンルが得意では無い筆者でもすんなりとプレイする事が出来ました。AKの乱入で初心者でも一発逆転のチャンスが生まれるのは対戦の良いスパイスとなり、幅広いユーザー層が楽しめる内容に仕上がっていた印象です。明日から一般公開となるTGSに参加予定の方は、涼しい空間でマルチプレイを体験してみてはいかがでしょうか。
『ロストプラネット 3』はPS3、Xbox 360をプラットフォームに2013年初頭の発売予定となります。
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