『Swords & Soldiers』や『Awesomenauts』を手がけたオランダのデベロッパーRonimo Gamesは、Wii及びXbox 360向けに開発していたものの結局日の目を見る事がなかった同社の開発中止タイトル『Snowball Earth』のゲームプレイ映像などを公開しました。
Ronimo Gamesは2008年に発売された『de Blob(ブロブ カラフルなきぼう)』の基となったフリー作品を手がけたユトレヒト芸術大学の学生らによって設立。『Snowball Earth』は彼らの卒業プロジェクト及びRonimo Games最初の商用ゲームとして開発されていたのだそうです。

本作はロボットの少年が凍てついた地球を元の姿に戻すという内容となっており、映像では寒々しい氷の環境が溶けて植物が再生する様子が収められています。また別の映像ではボール状に変形するお供のロボットを使った戦闘シーンなども確認できます。
なかなか面白いコンセプトを備えた本作が開発中止となってしまったのはパブリッシャーが見つからなかったため。Ronimo GamesのリードプログラマーJoost 'Oogst' van Dongen氏はパブリッシャーが資金提供をためらった理由として、Ronimo Gamesに実績が無かった事やコンソール向けの大きな3Dゲームを作るには開発チームの規模や経験が足りなかったという事を挙げています。
当時の開発チーム(7人)では3年以上、『Swords & Soldiers』と『Awesomenauts』でコンソールの経験を積み、フルタイムの従業員13人と多くのインターンを抱える現在のチームでも1年半以上の時間を要する可能性があるという『Snowball Earth』。本作の実現が不可能だとしても、幾つかのコンセプトが今後何らかの形で花開くと良いですね。
なおJoost 'Oogst' van Dongen氏のブログでは本作のプロトタイプ版がダウンロード可能となっています。
(ソース: Joost's Dev Blog, Destructoid)
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