「純粋に小売市場価格の視点からそれは不可能です。主流に2000〜3000ドルをパッケージする事はできません。仮に500ドルのコンソールとしましょう。私は次世代コンソールが500ドルだとは言っていません。それらは2000ドルでローンチするかもしれません。しかし消費者価格は通常それよりも遥かに低いです。つまり消費者価格、ゲーマーPCの生産原価、及びそれが必要とする冷蔵庫のような電力量を考慮すると不可能なのです」
またYerli氏はコンソールメーカーが進化を続けるPCと競争するのは難しく、勝ち目のない戦いだと付け加えています。2007年発売の『Crysis』以降、ハイスペックを要求するPCゲームメーカーとして名を馳せたCrytekならではの意見かもしれません。
なお余談ですがインタビューでは“Crytekは恐らく実行できないゲームで人々が興奮する唯一の会社だろう”、“私たちのグラフィックスプログラマは「もうゲーマーが実行できないゲームを与えるつもりだ」と言っている”、“PCを溶かす”といったCrytekハイスペックジョークも飛び出ています。
(ソース&イメージ: Eurogamer via Strategy Informer)
※UPDATE (2013/02/19 13:30): 当初「1999年発売の『Crysis』」と記載しておりましたが、正しくは「2007年発売の『Crysis』」です。1999年はCrytekの設立年でした。お詫び申し上げるとともにコメント欄でのご指摘に感謝します。
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