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現在開催中の東京ゲームショウ 2013 マイクロソフトブースにて、Electronic Artsの新作シューター『Titan Fall』のXbox Oneバージョンをプレイする事が出来たので、そのプレイアブルレポートをお届けします。
デモでは、Pax Primeと同様の12人の参加者による対戦モードをプレイ。用意されていたロードアウトは、アサルトライフルがメインウエポンの“Assault”、複数の敵を同時にロックオン出来る“Tactical”、そしてショットガンを操る“CQC”の3クラスで、今回は“Assault”を選択して出撃しました。
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開発を手がけるのが『Call of Duty』シリーズの元スタッフが集結したRespawn Entertainmentともあり、システムや操作感を含む対戦の印象としては、ゲームスピードとアクション性が大幅に増した『Call of Duty』といった感じ。
スピードは本作の方がゆったりとしていますがRez Studio『Tribes Ascend』や、Digital Extremesの『Warframe』にも近く、ジェットパックとハイジャンプを駆使して建物の屋上まで一気に登ったり、敵に囲まれた際でも柵を飛び越えて脱出したりと、一般的な対戦型FPSではあまり見られないような無茶な動きをする事も可能です。
トレイラーやウォークスルー映像だけでは、非常に複雑なコントロールが要求されるようにも見えますが、ジェットパックや壁蹴りもジャンプボタンだけ使用したシンプルな操作で完結するので、パッドの扱いが苦手な筆者でもストレス無くプレイする事が出来ました。Xbox Oneのコントローラー自体もXbox 360ユーザーであれば全く違和感無く操作が出来るはずなので、日頃からパッドでシューター作品をプレイしている方であれば、感覚だけでスイスイと動かせるかと思います。
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グラフィックに関しては、これまでのスクリーンショットやトレイラーでも披露されている通り次世代機を感じさせる文句無しのクオリティ。詳細な数値は不明ですが、激しいアクションや視点の変更でも処理落ちは一切発生せず、常に安定したフレームレートを維持していました。
戦闘中盤以降から、本作のメインフィーチャーでもある巨大兵器Titanを呼び出せる様になります。Titanの存在によりゲームが大味になるのかと思いきや、ここからは立ち回りがより一層重要な要素に。Titanは全プレイヤーが均等に使用する事が出来る強力な兵器ですが、破壊された場合とリスポーン後は再要請まで2分程待つというリスクも持ちあわせています。いくら相手が生身のパイロットであっても闇雲に突っ込めば簡単に撃破され、相手チームに得点を与えるだけのカモとなるばかりか、敵に総攻撃のチャンスを与えてしまう事にもなりかねません。
アクション性が高い作品だけに、技術面が重視されると思いがちですが、どちらかと言えば、本作の対戦では操作のテクニックよりも「誰がいつどの場面でTitanを使用するか」、「敵Titanをどのように対処するか」といった作戦をチーム内で入念に練り上げていく事が何よりも重要な要素となりそうです。
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