
2013年、ゲーマーの皆様にとって、どんな年でしたか?
今年は『Grand Theft Auto V』、『The Last of Us』、『BioShock Infinite』などの今世代のコンシューマゲーム機を締めくくるハイクオリティな作品がリリースされました。特に、私はNaughty Dogの『The Last of Us』にハマり、AIの進化に感動すら覚えてしまいました。同社の『アンチャーテッド』の新作でも生かされるかもしれませんね。今年は、次世代機の映像が流れ、『inFAMOUS Second Son』や『The Division』、『Wolfenstein』など次世代機向けの新作に心躍らせるコアゲーマー達もいるでしょう。
しかし、コアゲーマーが本当に待ち望んでいる情報はあったのでしょうか。例えば、上田文人氏の『人喰いの大鷲トリコ』の開発状況は? もしかしたら、色々見逃している話題があるかもしれません。
本記事では、コアゲーマーがきっと目を輝かせて待ち望んでいる、ビッグタイトルから胡散臭い噂まで、6つほどピックアップしてみました。
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『Fallout 4』

Bethesda SoftworksのRPG『Fallout』シリーズの最新作を待つファンが多くいるようで、商標出願をするファンがいたり、「TheSurvivor2299.com」という『Fallout 4』のディザーサイトを作るファンが現れました。また、海外Kotakuでは『Fallout 4』と思われる画像やゲームの内容をリークしていましたが、Bethesdaは即座に否定しました。結局、Bethesdaからの動きは無いようで、発表されるのはまだまだ先と思われます。しかしながら、前作の『Fallout 3』は2008年に発売されたわけですから、そろそろ続編があってもいいはず。来年のE3あたりで発表するかもしれません。楽しみにしつつも気長に待ちましょう。
『Harf-life 3』
2007年に『Half-Life 2: Episode Two』が発売されたわけですから、来年で忍耐7年目を迎えるわけですね。その間にも「次はオープンワールドになる」とか「クエストを受注できるなどのRPG要素が含まれる」など、Game*Sparkでも様々な怪しい噂を取り上げました。しかし、私が推測するに、これは一種のプロモーションで、Valveは『Harf-life 3』を作ってくれる人を待っているのではないでしょうか?リメイクModの『BLACK MESA』みたいに…いずれにせよ、ストーリーを忘れてしまっているファンもいると思うので、忍耐後は『60秒で分かるハーフライフ1&2』を見て、復習しておきましょう。
Eidos製『ファイナルファンタジー』

近年の『ファイナルファンタジー』は女性ファンを意識したキャラクターが登場し、SF的な世界観が多くなり、シリーズを重ねる都度、従来の「ファンタジー」の要素から遠のいていきました。そうした傾向に一部から批判の声が上がっています。しかし、今年の10月、スクウェア・エニックスの阿部氏はEidos含む他スタジオ製『ファイナルファンタジー』について可能性を語りました。Eidos製の『ファイナルファンタジー』とは、一体どのようなものになるのでしょうか。Eidos作品らしい硬派なキャラクターが登場したり、天野喜孝氏が描く幻想的な世界観をゲーム画面で再現するのか。シリーズファンとして気になるところです。
『ドリームキャスト 2』

2001年1月31日、セガは家庭用ゲーム機『ドリームキャスト』の撤退を発表しました。セガファンの中にはゲーマーをやめてしまう人も現れるほどでした。セガのゲームには他のメーカーにはない独特の風味があり、多くの人を魅了していました。さらに、アーケードタイトルの移植作も良質なものばかりであり、前世代機のセガサターンは「ゲームセンターが家にやってきた!」とユーザーから評価されるほどでした。ここで次世代機戦争に終止符を打つのは『ドリームキャスト 2』ではないでしょうか。今でも一部のセガファンは、『ドリームキャスト 2』のコラージュ写真を毎年のように作成し、期待に胸をふくらませています。
もしローンチソフトを出すとしたら『サクラ大戦』や『シェンムー』最新作、『ボーダーブレイク』の移植作でしょうか。(いちファンの妄想ですが)しかし、撤退前と撤退後のセガは別の会社。万が一、『ドリームキャスト 2』を出したとしても、旧来のファンが思い描くものとは別の方向に行き着く事でしょう。ただ、おしっこゲーム『トイレッツ』などのお馬鹿なゲームも出しているので、セガの系譜は受け継がれているようですが…
『デモンズソウル 2』

フロム・ソフトウェアが開発した『デモンズソウル』は、各メディアのGOTYを総なめし、ユーザーからも絶大な評価を得ました。続編の『ダークソウル』では、前作のゲームシステムを踏襲しつつもステージ制からオープンワールドになるなどの進化を遂げました。ただ、『ダークソウル』では、若干、操作性が変わっていたり、一部の仕様が変更がされているため、一部のユーザーからは別物と評されています。さらに、『デモンズソウル』の販売元はソニー・コンピュータ・エンターテイメントで、『ダークソウル』の販売元はバンダイ・ナムコゲームスです。もしかしたら、ソニーが他のスタジオに『デモンズソウル 2』の製作を依頼するといった可能性があるかもしれません。
『人喰いの大鷲トリコ』

ゲームクリエイター上田文人氏らが手がける『人喰いの大鷲トリコ』は、2009年に発表され、開発が続き、来年で5年目を迎えます。その間に、上田文人氏がソニー・コンピュータ・エンターテイメントを退社したり、SCEサンタモニカやSCEワールドワイドスタジオの海外スタッフがヘルプで開発に参加するなど、進捗状況が思わしくないと伺えるニュースが流れており、肝心のゲーム情報は閉ざされたままです。さらに、公式サイトを見ても対応プラットフォームは、いまだにPlayStation 3のままになっています。せめて、来年発売が控えるPlayStation 4で発売すると発表してほしいですね。
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今回、6つの話題を厳選して取り上げましたが、「このゲームはどうなったの?」「この噂を取り上げて欲しい」などの意見をコメント欄で是非、お聞かせください。
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