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昨年8月に、開発元のZeniMax Online Studiosが$14.99の月額基本料を課すことを発表した『The Elder Scrolls Online』ですが、BethesdaのPR担当Pete Hines氏がその理由を語っています。
- "ゲームが受ける支援と、ユーザーがその見返りとして得るものにこそ強みを感じています。我々は確たる自信をもってコンテンツ支援を行っていく所存です。それは、月初だから新たな剣や面白い帽子を配布するといった程度のコンテンツのことではなく、定期的で着実なDLCリリースのような、より現実的で有意なコンテンツ提供を目的としています"
さらに同氏は、各プレイヤーが常に互いの繋がりを保つためには、全員に同じコンテンツを提供する必要があると付け加えています。そうすることで新コンテンツが追加された際、全プレイヤーが常に共通の話題で盛り上がれるというシチュエーションを見越しているとのことです。加えて、これによって潜在的なプレイヤー人口に制限をかけてしまうことにも言及し、それはBethesdaにとってさしたる問題ではないという認識も示しています。
- "我々はゲーマー全てが無条件に買うようなゲーム制作を目指しているわけではないのです。目指すはいわば、特質なゲームです。シューター要素もなく、エイリアンも出ない。我々が提供を考えている月額基本料に値する体験というのは、プレイヤーが行きたいところへ行き、やりたいことをやる、そんな巨大なものなのです"
最後に、もし基本無料プレイ形態を採用していたら上記の方針が受けたであろう影響について語り、Bethesdaが追加コンテンツの制作にどれだけの戦力を投入できるかは本作のベースセールス如何になっていたかもしれないと、同社の決断を振り返りました。
- "それって小規模のゲームがやることだと思うんです。我々はそういう無難なゲームを作ろうとしているのではないのです。最良で最もクールな体験と考えるものを作りたいのです。そしてそれは、4・5週あるいは6週間ごとの定期的な追加物に向けて大勢の人員と制作者を投入することを意味しているのです"
『The Elder Scrolls Online』は、PC向けが4月4日に、Xbox OneとPS4向けが6月にリリースされる予定です。国内ではPC版のみの販売となります。