●GameSpot: 100/100
- 良い点
- 驚くほど奥深くもとっつきやすい戦闘システム
- けしからんボスバトル
- 無慈悲なまでにアクションが詰め込まれたペース配分
- ゴージャスなビジュアルとキャラクターデザイン
- たっぷり用意されたアンロック要素、チャレンジ、シークレット
- 本作を超えるアクションゲームは未来永劫出ないかもしれないという悲しき悟り
悪い点
●Destructoid: 100/100
●Joystiq: 100/100
●EDGE: 100/100
●Game Informer: 95/100
- 任天堂ブランドになりつつも、物議かもす”お決まり”要素に関してファミリー向け企業を思わせるような過度な横槍を感じさせない。暴力やお察しのポーズ満載。言葉遣いはさらにみだらに。前作がそうであったように、『ベヨネッタ2』はこれら全てをスマイルとウインクでやってのける。そのため下品で野卑な印象を与えず、おふざけたっぷりの戯れを感じさせてくれる。
●IGN: 95/100
- 『ベヨネッタ2』は前作を傑作たらしめた全ての上に築かれた、本年度最高のアクションゲームの1つだ
●Eurogamer: 90/100
●GamesBeat: 87/100
●GamesRadar: 80/100
●Polygon: 75/100
- 『ベヨネッタ2』のけばくてやりすぎのセクシー描写が玉に瑕。それさえなければ傑作だった。
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欧米でのリリースを10月24日に控えたプラチナゲームズの新作『ベヨネッタ2』の海外レビューまとめをお届けします。先月、Wii U専用タイトルとして国内で先行発売された本作の評価は海外でも上々。平均91点というハイスコアを叩き出しています。レビュー数は42件で、速報でも伝えられたように軒並み満点近い評価が目立ちます。JoystiqやGameSpot、Destructoidを筆頭に、フルスコアを付けた傑作の太鼓判は11件。その他、多数のメディアが90点以上の高評価を与えています。
特に好評を博しているのが、前作でもプレイヤーを虜にしたスタイリッシュで爽快なアクション。ド派手でスピード感あふれる印象とは裏腹に、戦闘システムがとっつきやすい点が高く評価されています。そのほか、密に詰め込まれたアンロック要素やチャレンジ、絶えないアクションパートにより加速するゲームプレイなど、濃厚なコンテンツにどっぷり魅了されたという声が多数。各レビューとも、ユーザーを飽きさせないアクション性に焦点をあてています。
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特筆すべきは、本作特有のお色気要素とサディスティックバイオレンス。ファミリー向けの印象も少なくない任天堂ブランドへ鞍替えしたことによって、”ベヨネッタ色”を損なうような干渉が一部で不安視されていました。しかし、恍惚とさせるようなお決まりポーズや大胆で荒々しい暴力表現は依然健在で、スタイリッシュな演出がサディスティックアクションの粗暴な印象を払拭していると、Game Informerをはじめ複数メディアから好意的に受け止められています。
一方でPolygonは、度が過ぎたセクシー要素は作品に傷をつけていると反論。アクションタイトルとしてのゲーム性を純粋に評価する傍ら、艶美でこ惑な悩殺アピールを玉に瑕と否定しています。前作から物議をかもしていたトピックだけに賛否両論相まみえることは避けられないようです。
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総合的に見て肯定意見が圧倒的な本作。賛否分かれる肉感的描写に関しても、前述したハイセンスな演出のライトアップが少なからず大衆性を維持している堅固な要因なのかもしれません。何よりも、ゲームプレイの爽快感とファンを飽きさせないやりこみ要素でアクションタイトルの真髄を貫いているという意味で、ベヨネッタは全世界を虜にしたと言っても過言ではないでしょう。