ももち選手（左）チョコブランカ選手（右）
10月3日、東京都江戸川区にある東京アニメ・声優専門学校にて行われた、ももち選手とチョコブランカ選手が主催するファンイベント「忍びの会‐其ノ弐‐」。『ストリートファイターV』のザンギエフを含む最新デモも展示され、熱気に包まれたその会場の模様をレポートします。
■ファンとプロゲーマーが身近に交流、カプコン綾野氏も駆けつけた
このイベントでは、家庭用『ウルトラストリートファイターIV』を使用して、Evo 2015の世界王者ももち選手と対戦し直接アドバイスを受けられる「トレーニングスクール」や、フリープレイ台による来場者同士の交流が可能。会場には、午前の部、午後の部に各20名ずつ、ストリートファイターの熱心なファンたちが足を運んでいました。
本イベントは両選手によるあいさつからスタート。参加者は、フリープレイで体を暖めつつ名前が呼ばれ次第、ももち選手との直接対決に挑みます。対戦は談笑しながらわきあいあいと進められますが、勝負は勝負。レベルの高いマッチが幾度となく展開します。試合が終わると。第一線で活躍し続ける名プレイヤーももち選手から、この場合はどう動けばいいのか、どう対処すればいいのか、などアドバイスが送られ、参加者たちは耳を傾けていました。
その後、カプコン綾野プロデューサーが登場し、先日発表されたばかりの「ザンギエフ」トレイラーや、『ストリートファイターV』の基本システムをプレゼン。綾野氏は、「綾野クイズ」と題したクイズ大会を突如開催。プレゼントも用意されていて、会場のファンたちが盛り上がりを見せていました。
「綾野クイズ」
■『ストリートファイターV』のザンギエフを初プレイ！
会場では、ザンギエフがプレイアブルの『ストリートファイターV』最新デモ版が用意され、筆者も早速プレイしてみました。『V』のザンギエフは、「スクリューパイルドライバー」や「ダブルラリアット」など基本的な必殺技は前作からそのまま受け継がれていて、ほぼ違和感なくプレイできるものの、とにかく「投げ」に特化したスタイルにシフトしているそうで、綾野氏も原点回帰だと説明。
これを象徴する大きな変更点が、シリーズでおなじみだった、相手の飛び道具を打ち消して前進する「バニシングフラット」がなくなっていること。その代わりに、攻撃を無効化できるVスキル「アイアンマッスル」や、遠くにいる相手を一気に吸い寄せられるVトリガー「サイクロンダブルラリアット」などを駆使して、ただ慎重に待つのではなく、アグレッシブに距離をつめていく戦法が求められるようです。
Vスキル「アイアンマッスル」
Vスキル「アイアンマッスル」は連続で繰り出してブロッキングのような使い方もできるといい、相手には脅威になるはず。また、打ち上げ系の技からコンボでつなげられる空中投げも非常に強力とのことでした。
本イベント「忍びの会‐其ノ弐‐」の模様は、ももち、チョコブランカ両選手のTwitchチャンネルでもストリーミング配信されているので、気になる方はチェックしてみましょう。
