11月3日にベルサール秋葉原で開催されたユービーアイソフトの単独イベント「UBIDAY2015」。本イベントにて出展されたNadeo開発のレースゲーム最新作『トラックマニア ターボ（Trackmania Turbo）』PS4版のインプレッションをお届けします。
■ハチャメチャなコースを駆け抜ける爽快感！
『Trackmania』シリーズは、まるでジェットコースターのようなコースを駆け抜けるレースゲーム。長大なジャンプ台や空中で曲がりくねったコースなど、常識にとらわれない特徴のコースを持っています。
会場に出展された本作は、“ローラーコースター・ラグーン”と“インターナショナル・スタジアム”の2種類を含めた10コースのタイムアタックが選択可能でした。しかし、会場で一部コースに不具合が確認されていたため全てをプレイ可能ではなく、筆者がプレイしたのは全10コース中の4コースです。
“インターナショナル・スタジアム”に収録されているサーキットは、直線と緩やかなカーブで構成された比較的簡単なものでした。しかし、かなりの加速とスピードを持ちあわせているため操作が難しく、何度も壁へ衝突しそうになりました。
アーケードライクな操作性とゲームシステムを持ち合わせているため、車の衝突による大規模な破損は表現されていません。しかし、滑らかなフレームレートとかなりの速度が出せるため、高速でチェックポイントを抜ける感覚は他では味わえないほどの爽快感を生み出します。
■何度もプレイしたくなるような個性的で魅力的なコース
本作の特徴を一番表していたのが“ローラーコースター・ラグーン”でした。最初のレベルは、空中から投下される車を操り、草木が生い茂る島の各地を駆け抜けゴールを目指します。そのコースの道中には、一定の速度で走り抜けないと落ちてしまうな場所もあるためコース上に設置された加速装置などを用いて駆け抜けます。
このコースで使う車はグリップが強く効いているため操作に慣れるまでに時間を要しますが、プレイヤーの成長を感じやすい作りとなっています。前述のサーキット系のコースより、画面が上下360度回転するような複雑なコースを飛び越えるものやドリフトを駆使するものなどテクニックが必要なものが満載でした。“ローラーコースター・ラグーン”の2つめのコースをクリアしたところで時間切れとなり、試遊は終了しました。
本作は、かなり派手なレースシーンを体験できるので、一味違うカーレースをプレイしてみたいユーザーには注目のタイトルではないでしょうか。加えて、一つプレイ中に気になった点といえばロードが長く、コースを変えるのに1分近く時間をとられてしまうことでした。この部分は、製品版にて改善されることに期待したいところです。
『トラックマニア ターボ』は、PC/PS4/Xbox One向けに海外で2016年初頭に発売予定。国内でも発売が予定されていますが、現時点でのリリース時期は未発表です。
