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『リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)』日本向けテスト展開に合わせ、e-Sportsシーンにおいても大きく貢献した日本公式リーグ「League of Legends Japan League 2016 Spring Split」。本記事では4月10日の最終戦に先んじて行われる“1部リーグ/2部リーグのチーム入れ替え戦”、「LJL 2016 Spring Promotion Series」の見どころをご紹介します。
3月31日(木)17時より実施される第1戦目では、1部リーグ6位のチーム「BlackEye(BE)」と2部リーグ1位「Dragonfly Gaming(DFG)」が激突。「Spring Split」におけるBEの戦績は0勝10敗と辛い結果となっており、BO3マッチでもなかなか勝利を挙げられず苦しい状況が続きました。しかしながら3月11日に繰り広げられたRound 8、対Rampage戦ではKill差10/合計Gold差6000を付けて初の白星を飾ります。過去に世界規模大会「IWCA」で日本代表ADCを務めたMueki選手が率いるチームだけあり、リーグ最後半の踏ん張りにも期待したいところです。
対するDFGですが、2部リーグ「LJL CS」8勝2敗の好成績を叩き出していながらも、非登録選手による「替え玉出場」の疑惑やADC担当・H1RoN選手による人種差別発言など、スキャンダラスな側面が目立ちます。H1RoN選手はライアットゲームズからの措置を受け、今回の「LJL Promotion Series」では出場停止処分。チームとしては決してベストコンディションとは言えないものの、2部リーグで磨き上げたその実力は大きな見どころになりそうです。
4月1日(金)17時に幕が上がる試合では、1部リーグ5位「CROOZ Rascal Jester (RJ)」と2部リーグ2位「SCARZ(SZ)」が火花を散らします。RJのこれまでの戦績は3勝7敗ですが、Mid担当aripo選手の広範なチャンピオンプールには目が離せないことでしょう。Round 9での対Unsold Stuff Gaming戦では敗北を喫してしまったものの、Top/Jungleに適したチャンピオン“ノーチラス”をPickして注目を集めていました。Pick/Ban段階で試合を賑わすトリッキーなプレイスタイルは、今回もお目にかかれるかもしれません。
一方、2部リーグ2位のSZはプロゲーミングチームとしての多岐にわたった運営で知られており、『Dota 2』や『Hearthstone』、『Call of Duty』などの部門でも大きな展開を見せています。「海外からのアクセス」に起因した一時出場停止も記憶に新しいSZですが、スキャンダルを払拭するほどの活躍を見せてもらいたいところです。
日本の『LoL』プロシーンへの挑戦者たちが相見える「LJL 2016 Spring Promotion Series」の詳細な開催概要は以下の通り。
- LJL 2016 Spring Promotion Series
開催日時
2016年3月31日(木)17:00~ BlackEye vs Dragonfly Gaming
2016年4月1日(金)17:00~ CROOZ Rascal Jester vs SCARZ
試合形式 :
BO5(3本先取)
放送URL:
twitch http://www.twitch.tv/riotgamesjp
OPENREC https://www.openrec.tv/live/riotgames_jp