●IGN: 100/100
- 『Inside』はまさに『LIMBO』を更に素晴らしい作品に仕上げたようなゲームで、実際その内容も上手く仕上がっている。想像を絶する“ひねり”はプレイヤーを呆然とさせ、混乱に陥れ、きっと言葉をも飲み込ませる。しかし、『Inside』が意味するところやそのメッセージ性、内に秘められた目論見は、友達と交わす熱い議論の燃料となるだろう。
●VideoGamer: 100/100
●Game Informer: 98/100
- 新しいエリアに入るたび、驚くような死に屈服させられるたび、想像を超えるたくさんの出来事に驚かされるたび、胸がいっぱいになる。ゲームが終わったころ、私は見知らぬ誰かの悪夢をなんとか生き抜いたかのような気分だったが、それでも再び『Inside』に挑まずにはいられなかった。
●Destructoid: 95/100
●GamesRadar+: 90/100
●GameSpot: 80/100
- 良い点
- 暴力と虐待を巡る、静謐さを感じさせるシナリオ
- 恐ろしいタッチで描かれるダークなコメディー感
- 豊かでミニマリスティックなアート/サウンド
- ゲーム内に仕込まれたパズルはシナリオ全体に概ね溶け込めている
- ゲーム中盤の進行は遅く、引き離されがち
- エンディングは急速かつ“やり過ぎ”が否めない
悪い点
●Gamer.nl: 75/100
- まさに“先行作品”と言える『LIMBO』開発陣が生み出した『Inside』は、本当に素晴らしい探索感を備えている。ゲーム全体はかなり短く、チャレンジングなゲームとしては成功できていないところもあるが、凄まじい空間美に引き込まれるような設定はなんとも興味深い。
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海外で6月29日よりリリースされたXbox One/PC向け新作『Inside』の海外レビューをお届けしました。Xbox One平均スコアは91点という高得点(レビュー総数40件)。PC版は未リリースのため、集計されていません。
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印象的なアートと重厚なナラティブを2Dプラットフォーマーに落とし込んだ過去作品『LIMBO』の遺伝子は見事に開花。2010年にリリースされた『LIMBO』と新作『Inside』を比較するコメントは多く見られていましたが、Playdeadは名作と名高い過去作とその期待を乗り越えるほどの完成度を、見事に生み出したと言えるでしょう。今作においてもビジュアル面や演出力は高評価、奥深いストーリーテリングにも賛辞の声が寄せられています。一部レビューではボリュームにまつわる不満やシナリオ中盤、後半部の展開に疑問も感じられていたようですが、40件中9件で100点満点を叩き出した『Inside』は、2016年夏の注目インディーゲームと呼ぶべき作品となりそうです。
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なお、本作のXbox One版の国内発売は、現時点で未定となっていますが、7月8日からはSteamでのリリースが予定されています。Steamでの通常価格は1,980円、対象機種はWindowsのみです。