
国内外で6月17日よりiOS/Android向けに配信された新作カードゲーム『シャドウバース(Shadowverse)』。海外ユーザーからの期待度も高く、日本からグローバルに展開する新作カードゲームとして異例の注目を集めているようです。今回はそんな『シャドウバース』に対する海外ユーザーの声と共に、海外モバイルゲームレビューサイトの評価をご紹介。国内で賑わいつつある同作を海の向こうから見る、海外ゲーマーの視点をお伝えします。
“Cross-Platform Multiplayer”のサポート表記も含め、おおいに熱視線を浴びた本作には現在までに100件超のコメントが寄せられており、テストに参加したユーザーからは「早期段階だけど十分面白い、更に洗練されればお気に入りのカードゲームになること請け合いだ」「リリースが待ち遠しい」といったポジティブなものが見られていました。

そんな中で更に大きく目立っていたのは、「英語版にも日本語ボイスを搭載して欲しい」との声。日本国内版『シャドウバース』の豪華声優陣に対する評価は海外でも高く、JRPGや日本産アニメを基にしたゲームタイトルに近しい人気を得ているようです。世界観を共有する『神撃のバハムート』にのめり込んだと語る海外のゲーマーは、発売を期待しつつも「同じデベロッパー/パブリッシャーが送り出した『神撃のバハムート』は凄まじく“フリーミアム”なゲームだった。同じアートを備えていようが、“ペイトゥーウィン(お金を払えば確実に勝てるゲーム)”にはならないで欲しい」と不安視。あくまで体感的なものであるものの、ベータテスト時には「『ハースストーン』よりもレア出現率が低い」と述べる方も見られました。

『シャドウバース』の海外向けベータテストは3月中旬に実施済み。人気『ハースストーン』プレイヤーのAndrey “Reynad” Yanyuk氏やJeffrey “Trump” Shih氏がオフィシャル登録プレイヤーとして挙げられていたこともあり、その注目度はなかなかのものだったようです。一部海外メディアではベータ時のレビューも掲載しており、mmohuts.comに寄せられたレビューでは5点満点中4点と上々のスコアをマーク。ビジュアル面においては他カードゲームをぶっちぎるほどの魅力があり、「ハイファンタジーやサービス演出を好むゲーマーにオススメ」「カードの少なさはデッキバラエティー的にもゲーム内ショップの限界的にもネック」と評されていました。

HerpyDerp-Roar.tkでは「簡単になった『ハースストーン』」とも述べられていたものの、シナリオ面を除けばすべてが★5つの満点評価。「進化」システムの手触りもよく、戦略性が増すキー要素の1つとして取り上げられていました。
『シャドウバース』は海外で6月中旬よりリリース済み。『ハースストーン』とシェアを争うCCGとして、特に日本的なアートを好む海外ゲーマーからは更に熱い視線が注がれていきそうです。