キャラクターメイキングでは、Human、Dwarves、Elves、Half-Elf、Ghomes、Halflings、HalfOgreの8つの中から好きな種族を選択しプレイヤーの分身となるキャラクターを作り上げていきます。冒頭でも少し紹介しましたが、初代『Fallout』の主要スタッフがコアメンバーとなって開発されている事もあり、システムに共通する部分も多く見られます。
『Fallout』シリーズでは、キャラクターのパラメータを参照して、会話の選択肢やNPCの反応が変わっていましたが、本作も同様で、美しさを表すBeautyが高いとNPCの反応が良くクエストをスムーズに進行させることが出来たり、逆に極端に低いと差別的な目で見られるようになるといった変化も。
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蒸気機関が発達途上にある技術社会という世界観なので、プレイヤーもそれに合わせた様々な技術を習得していくことになります。
スキルは主に「技術」と「魔法」の二大要素に分けられ、技術では、科学や機械学、銃、電気工学といった計8種類の分野が存在し、そこからさらに7段階に分かれたスキルを学んでいくといった流れ。
技術を習得する事によって、銃の扱いに長けたキャラクター、爆発にはてんで弱いが、毒に関しては右に出るもののいないスペシャリスト。といった好みのビルドを作ることが可能で、『Fallout』シリーズのPerkを更に細分化したシステムをイメージしてもらうと良いかもしれません。ちなみに「スリ」や「話術」といった特殊スキルもきちんと用意されています。
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『Fallout』シリーズではお馴染みの「Traits」にあたる「BackStory」も存在。こちらは主人公の生まれや環境を設定し、「生まれながらにして醜く、どんなに良い人でも長時間貴方と共に過ごす事に耐えられない。しかし、そういった理由で幼少期から暴力に耐えてきた為打たれ強い(Beautyがマイナス5になる変わりに、Constitutionがアップ)」など、全て一長一短。また、今回は省略させていただきますが、『Fallout』シリーズに比べてかなりの量が追加されているのも特徴です。
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