●Stevivor: 80/100
- シューターとして見れば『Farpoint』は(ありがたいことに)一般的なもので、開発のImpulse Gearはその他の部分に力を注いでいる。解像度が少し足りなかったとしてもサイドストーリーはやりがいがあり、臨場感のあるビジュアルだけでも遊ぶ価値がある。
●Polygon: 75/100
●Game Informer: 70/100
- グラフィックス: 火星風のマップ上には環境のバリエーションが欠けているのだが、キャラクターのアニメーションは素晴らしい。
- サウンド: 声優のLaura Baileyによる力強い演技で、そのシナリオ進行への興味は尽きない。そしてImpulse Gearは環境ノイズ音を巧妙に扱い、プレイヤーの緊張感を保たせている。
- プレイしやすさ: 「PlayStation VR シューティングコントローラー」はトラッキング位置の隅っこにまで動かない限り、精密な動作性を見せる
- エンターテイメント性: 『Farpoint』はシューターとしては目立った変化を感じられないのだが、身体を動かすことで発生するちょっとした「シミュレーション酔い」との兼ね合い次第では、なかなかのVR体験である。
- リプレイ性: 適度に低い
●Destructoid: 70/100
●Metro GameCentral: 60/100
●USgamer: 60/100
●Trusted Reviews: 50/100
- PlayStation VRはアーリーアダプターが飛び込むためのビッグヒットを求めて悲鳴を上げているが、今作のボリュームの短さと淡々としたキャンペーン、そして貧弱なデザインとうんざりするビジュアルは、記憶に長く残りはしない作品となることを意味している。私達は将来のVRゲームが素晴らしいシューティングコントローラーの利点をフルに使ったVRシューターを願う他にない。
◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

Impulse Gearが開発、Sony Interactive Entertainmentが販売を担当する新作VRシューター『Farpoint』の海外レビューをお届けします。Metacriticでの平均スコアは69点(総レビュー数27件)。うち11件が75点以上の高評価、15件が賛否両論、1件が低評価を下しました。

「PlayStation VR シューティングコントローラー」対応タイトル第1弾として放たれた『Farpoint』ですが、そのプレイ感の斬新さはなかなかの好評。トラッキング位置の限界はあるものの動作性は精密で、ハード面との兼ね合いに関する不満は目立っていません。しかしながらゲーム作品としての完成度には疑問の声が集まり、ゲームとしてのボリュームやビジュアルが一部レビューでマイナス点となってしまった様子。その反面、声優やサウンド演出が高く評価されていたところは要注目かもしれません。
『Farpoint』は国内では6月22日より発売予定。パッケージ版、ダウンロード版共に5,900円(税別)、「PS VR シューティングコントローラー」同梱版は8,900円(税別)です。