
毎週恒例の読者参加アンケートコーナー「Game*Sparkリサーチ」。今回は『あなたが感じるゲーム業界の変化』というテーマで皆様から募集した回答をご報告。
回答で最も多くの共感を集めていたのは「スマホゲームの主流化(主に国内)」とそれに伴う「過度なガチャ/課金システムの増加」でした。スマホゲームの中にはもちろんその性質を上手く利用した面白いゲームがあるものの、お金儲けを優先したガチャ/課金ありきのゲームが多くなっているとの印象が強いようです。
昨年には海外でもガチャ(ルートボックス)が大きな騒動となりましたが、ゲーマーからの大きな反発により法規制の動きも出たことで、アイテム排出率開示を義務付けたり、アイテムをプレイに影響を及ぼさない装飾品のみにしたり、そもそもルートボックスを搭載しないなど、現在は業界全体で健全化への取り組みが進められています。
その他にはインターネットの普及により「ダウンロード販売が身近になった」、「アップデートが容易になった」「インディーゲームが盛り上がっている」「開発者との距離が近くなった」といった変化が挙げられています。一方で「パッケージ版が売れない」「アップデート前提の未完成品が売られてしまう」「トリプルA級のオフラインゲームが減少」「ユーザーの寛容さやマナーの低下」などの以前より悪くなった部分も指摘されています。
ゲーム業界は移り変わりの激しい世界ですから今後何が起きるか分かりません。しかしながら、面白いゲームを作りたいというデベロッパー、そして楽しく遊びたいというゲーマーがいる限り、進化は続いていくのではないでしょうか。それでは最後に、読者の皆様から寄せられたコメントを一部ご紹介。
>>1
国内だけじゃなく課金無課金関係なしにスマホゲーが主流になりつつあるのは感じる
各社がバトルロイヤルを出し始めて
中華がコピー品とチートを始めた時
失礼ながらまさかコーエーが生き残るとは思わなかったなぁ。
そしてテクモと合併するなんて子供の頃の俺は絶対信じなかったろうな..
>>6
何故コーエーを挙げたのかがよく分からんけど
同じ国内PCゲーの老舗としてはファルコムの方がよく生き残れたなって思う
90年代の赤字や苦境を乗り越えられたのが奇跡的な挽回だったんだろうかねえ
良くなった事と言えばインターネットが普及してソフトのアップデートなる物が普通になった事。
目に見えて悪くなったと個人的に思うのはユーザーの不寛容さ。
>>7
多分インターネットが普及する前からああいうのは存在してたんだと思うけど、普及した結果目に見えるようになってしまった感はあるな~
東京ゲームショウのスマートフォン向けブースが年々大きくなっている事
ゲームは映画を超えられない、なんて言われていましたが、ゲームは
映画とは別の文化、芸術だと思っています。比べるものじゃない。
物語にプレイヤーが介入できる感動はゲームでしか味わえません。
ストーリーは同じでも、どうやって敵を倒したか、どんなアイテムを使ったか…などプレイヤーごとのドラマがそこにあります。
これだからゲームはやめられませんね。
ゲームの開発規模と開発人数が正比例していない気がする。
特に国内はCS機の性能向上と開発力が合っていない、そんな感じ
ゲームが好きだからゲームを作るんではなく
ゲームが儲かるからゲームを作るって人間が
増えた気がする。今更ですが・・・
紙の説明書がほぼなくなったこと?簡易説明書ぐらいでもいいからいれてほしいものだが特にRPGはねまぁ時代の変化なのかもしれないが
電車に乗れば、今携帯ゲーム機いじってる小中学生はほとんどいない(おっさんはたまにいる)
本当にスマホの時代になっちゃってるんだなって思う
F2Pって形態が昔に比べて随分増えたね
買い切り→月額制→F2Pガチャ集金
スマホゲームがスマホの操作性とスキマ時間にやるという性質活かした面白いゲームが増えたのと
面白いゲームを参考にして、UIとグラフィックを人気アニメに変えたキャラゲーが良くも悪くも流行してるなぁって印象
去年は大手がルートボックスに本腰入れはじめてゲーム業界終わったなと思ったら
ゲーマーが抵抗して探りあいの均衡状態に持っていったこと
来年はどうなっているかな?
小さい開発規模の良作ゲームが増えた気がする
ゲームセンターがドンドン潰れていってる
うちの近くには一軒もゲーセンがなくなってしまった
スマホゲームのCM量がすごく増えたね
インターネットの普及でインディーズゲームが強くなった印象。
SNSやら動画投稿サイトで某インディーズゲームを知れた。
ゲーム生誕〇〇周年!と言うだけ言って何もしないようになった。
新作出してくれないなら周年記念じゃなくて死んだ子の歳を数えるのと一緒だよ・・・
課金システムでしか収益化が図れない様になった事。
>>25
ほんとにそれ。特にスマホだ東京4、5年前まで買い切りの純粋に面白いのを出してたとこが課金ゲーしか出さなくなった。
某インディゲーが
発売前は神ゲーと呼ばれ
発売後はクソゲーと呼ばれ
アップデート後は良作と呼ばれた事
小さいスタジオでも
良いゲームは作れる
と証明された時
日本のゲームの海外での売り方
海外のゲームの日本での売り方
どちらも徐々に上手くなってきてると思う
良くも悪くも気軽にプロデューサー他開発者とコミュニケーションが取れるようになった
日本企業が"海外"のPCゲーム市場を意識しはじめたこと
国内のPCゲーム市場は相変わらず
ゲーム性を投げ捨てて既存の人気版権をベースにグラフィックとボイスのみをきれいに仕上げ、基本無料でガチャ率を限界まで絞りまくるだけでいくらでも儲かる様になってしまった事。
俺は嫌いだがこれが好きなやつが居る以上否定はしない。が遊ばない。
インターネットの普及による大きな変化が二つ。
まず、ダウンロード販売が格段に身近になりました。
セールが充実しているケースも増え、パッケージで買うにはリアル特典などの理由が必要に。
一方、アップデートはゲームを改善してくれる反面、アップデートありきの、いわゆる未完成品が発売されてしまうのは、悪い傾向だと思います。
国内メーカーと市場は売り切り、作り込んだボリュームタイトル等からほぼ撤退して久しいですね。活躍していたクリエイター方も独立したり海外市場へ。国内は低コスト、利益率の高いモバイル向けに偏りすぎな感は否めず。
その満たされないニーズを海外ゲームとsteamなどのPCストアがすべて受け止めてくれた印象もあります。国内ではニッチだったPCゲームがここまで復権したのは昔なら考えられなかったでしょう。
最近は国内メーカーも危機感、或はモバイル市場の過渡期、閉塞感などもあるのかsteamストアへの進出がだいぶ目立ってきたように感じます。遅すぎたくらいですね。
オンライン中心の時代ですがマルチプレイ前提に隔たりすぎている感も。
最近はじっくり腰を据えて遊べるシングルプレイやキャンペーン要素から距離を置くメーカーが増えているのもちょっと気になります。
あるコンテンツプロバイダーに勤めていた時、
自社で開発してたゲームについて上司が
「このゲーム(脱出ゲーム)はわざと難解にしてあります。ヒントを売って儲けるためです」
と胸を張って語っていたのを見た時、最低な気持ちになった
こんなやつがゲームに絶対関わってはいけない
お金を儲けることが悪いわけではないが、その根底にあるマインドが変わってしまったと思う。
本来面白いものを作りたい、楽しませたいというマインドの上にどうやって儲けるかがあるはずです。
しかし、どうやって金を稼ぐかが優先されそれにとってつけたようなゲーム性を足しただけになってしまったこと。
もちろん全てがそうだというわけではないですし、再びそこをしっかり持ち直してきてる感じもあるかなとも思います。
昔:良いゲームと言われたものの大半は、制限されたハード性能を
極限まで引き出した上で出来る限り快適に動作するように調整され、
デバッグもきちんと行われていた。
今:ゲームの処理が遅い?上位版買え。我慢出来ないならPC買え。
致命的バグがあった?次回のアップデートまで我慢してくれ。
ゲームはアートじゃないしユーザーはパトロンじゃない
だから商業主義に裏打ちされたサブカルチャーで一向に構わない
でもモノづくり産業である以上、クオリティの保守は業界にとって最低限の矜持だと思う
企業規模が大きくなったのも原因だろうけど、ゲームを作りたいから作るとしていた集団から、商売のために作る集団へと変わって行っているところが多い
現状ゲームを作りたいから作るという人達は、ほぼインディーの方へと移行している
大きくなれば抱える従業員の数もおのずと増えるし、仕方ないんだろう
ちょっと悲しい気もするけれど
個人的には寛容さとユーザーフレンドリーというか、ユーザーファーストというかそう言う部分が変わったと思う。
昔はバグも裏技として認識されそのバグを楽しんでいたしメーカーもバグを認知していたけど、今はバグがあると例えそれが面白かったり、楽しくても問答無用で即修正。
ゲームを遊ぶのはユーザーなのに、何故かユーザーの楽しみを奪うことさえある。
まぁ、メーカーも慈善事業でゲームを作ってる訳じゃないし難しいところもあるとは思いますが。
企業が大きくなるにつれて、企業の歴史が長くなるにつれて、
しがらみとか色んなものに囚われるようになって、
ゲーム制作に色んな軋みみたいな物が見えるようになってきた気がする
もうちょい自由に作っていいと思うんだけどな
大手メーカーの作るものがビッグタイトルとショボいタイトルに二極化して、中継ぎ的佳作みたいなのが無くなった
特に今は、そういうタイトルの市場だった携帯機が弱いし
そのニッチで中小メーカーが活躍しているけど、でも開発環境や人材に恵まれた大手が作る中継ぎとは味が違うんだよなあ
どっかの猫カフェの店長曰く
「ネコが死んだ?じゃあ新しいの買ってくればいいだろ」
今のソシャゲの状況を見てると、この店長と同じだな。と思う
未完成で売って(バグ取りをユーザー任せにして)アップデートで完成すれば良い感
世界って括りで考えると、これからますます発展するんだろうなと期待してる。
ただ、国内って考えるとスマホ以外のゲームはどんどん厳しくなりそうで、ちょっと寂しい。
スマホゲームも好きなんだけど、やっぱりデバイスで動かしたい。
世界的に見てもトリプルA級のオフラインシングルタイトルは減衰傾向にある
インディーズなどの小粒な良作はますます盛んになっていくだろうが、この状況のままだと全体としてはオンライン寄りにシフトしていくだろうな
マインクラフトが出てきたころから教育目的で遊べるゲームが増えてきたと感じる。アサクリオリジンのディスカバリーモードはゲームを介して歴史を勉強できる良いモード(現にオリジンやってからエジプトの歴史が好きになった)だし、最近だとニンテンドーラボって言う変わり種も出てきた。
「ゲームは悪」って風潮があるけどそれを打ち砕く様なゲームが出てきたら良いな~と思う
悪い意味で変わった所はやっぱりDLC商法かな~、新作ゲームの紹介欄で
「発売後〇〇種類の追加コンテンツを数年かけて用意します。一年間分のシーズンパスは〇〇円で、予約時点で購入すると限定スキン、限定アイテムが付いてきます」みたいなフルプライスから尚も搾取する気満々の販売システムはあまり気に入らない。特にCOD、BF、格ゲー等の対戦物はこの販売方法はやめて欲しい。
一番ひどいのはpay to win仕様のソーシャルゲームとか明らかに製作費以上のお金を搾取しようと目論んでる奴。
「札束で殴りあうゲーム」って言葉がお似合いのゲームもどきが増えてきたように思える、何のゲームとは言わないけど数万以上課金しても望んだ物が出ないってのは流石にヤバいんじゃないのかな
ゲームユーザーの練度、継続年数、マナー等のローカルルールが無くなりつつあること
こん^^とか今じゃ使わない感じ
開発費が上がり続けてるとはいえ
金儲けを最優先にする企業
と
金儲けよりゲームが好きで好きで
「僕たちが考えた最高のゲーム」
を作って好調なインディーズ
もうオッサンになっちゃったからかもしれないが、
10年位前はこのゲームだけでも楽しい!追加でDLCも買ったら更に楽しい!て感じることが多かったけど、
今は追加で課金しないと楽しめなくなっていくゲームがとても増えた気がしてる
もちろん今でも買いきりで楽しいゲームは沢山あるんだけどね
あのさ
ゲーム製作者が金儲けなんて頭になくてゲームさえ作れれば幸せってのは理想すぎない?
見方を変えればタダでゲームが出来ればユーザーにとってこれ以上幸せなことはないと言ってる割れ厨みたいでなんか気持ち悪い。
ゲームだけが人生の全てなんていう人はまれだし、普通なら生活のことも考えれば趣味だっていろいろあるでしょうから、プロとしてやってるなら大なり小なりお金のことが頭に来るのは至極当然のことだと思う。
>>58
ちょっと混同してるんじゃないか?
俺は金儲けは悪いことだとは思わないし、タダでゲームができることが幸せとは思わない。少なくとも俺は、面白ければ当然それに対する対価は喜んで払う。そうしないと次の作品遊べないからね
ただ、例の猫カフェの店長みたいに、猫に対する何の愛情も興味も無く、ただ単に「これは楽な金儲けだ。ぶはははは」なんてやってるところとか、猫にとっても不幸なだけだと思う。
特にソシャゲ界隈で同じような臭いがするんだよな
>>66
ゲーム商売とはこうあるべき!みたいな自主規制的な業界ルールの整備や
こういうゲームは不買しよう!こういうゲームだけを買おう!ってフェアトレード的な消費者行動なりをしてない現状だと
ただの印象論で好きな企業嫌いな企業分類するだけになりそう
10年前steam始めた当初はまさかコンビニでウォレットカード売り始める程国内で浸透するとは思わなかったな
2016-2017年くらいから日本は業界自体を盛り上げるような取り組みをしてると思う。
ゲーム業界は、FCからPS1までは売れてたけど、今は不景気で売れなくなっている。
最初は自分達のゲームが売れれば良いみたいな動きでDLCを販売してたけど、最近目立つのはコラボ、
コラボして他のゲームに参加させて、話題を作り、お互いの知名度を高めている。
スマホからユーザーが戻ってきたらいいですね。
あとゲームセンターに力を入れなくなりましたね
古くはBEEP音。
PSG3音+Sound。おっと、SCC音源も。
FM音源。
MIDI。
~と、音源を乗せて有ったし、MIDI追加で拡張したりで、
ゲーム音楽や効果音のハードの限界に挑戦した
作り手さん達の魂を感じる曲が多かった。
しかし、今は、録音/再生しかないので、個人的には
魅力が感じられなくなった。
一番感じる変化はゲーセンがどんどん潰れたこと。
良くなったと思うことは同人ゲーが作りやすくそして売りやすくなったことかな
今更かもしれないけどアーリーアクセスというシステムはすごく時代を感じる物だと思う 子供の頃のゲームは発売されてバグがあったら修正されるのはその後作られたカセットから適用だし ネットが普及して対戦だとかできるようになったりパッチでバグ修正出来たり その次がアーリーアクセスだとかβテストだとかでゲームバランスだとか細かいバグをその都度修正できたりするし 中学の頃初めてβ参加した時とか発売前のゲーム遊べるって優越感があったわw
50GBや100GBやら、ゲームの容量が大きくなってダウンロードするだけでもかなりの手間がかかるようになった気がする。
スマホやwifi利用者が増えてネット接続が身近になった反面、やたら通信速度に制限がかかったりして、ゲームのダウンロードやアップデートにも一苦労するご時世になった気がする。
どんなに離れていようと友人達と会話してゲーム出来るようになった事かな
それどころかバーチャル世界で擬似的に会うことすら可能になったのは20年前通信ケーブル片手に友達とポケモンをやっていた自分には想像も出来なかっただろう
パッケージ版の減少
良い意味で買いに行く、出し入れの手間が省けるなど。
悪い意味で発売日購入がフルプライス、大容量、パッケージ版の「形ある特典」が付いてこないなど。
XBOXユーザーなのですが360の時やONEの初期ではPS4と同等にパッケージ版&ダウンロード版販売だったのに、最近ではPS4版ばかりパッケージ版販売を行なっている。
「売れない」、「コストがかかる」の理由が聞き飽きるぐらい反論の場で上がるが問題はそこではないと思う。それらは売り手の努力や方法次第で何とかなると思う。
近年思う業界の変化はこれに尽きる。
とうとう欧米メーカーもガチャ課金に味を占め始めたのは事情があるにせよ悲しい…。
※すべてのコメントを見る。
国内は猫も杓子もスマホガチャゲーになったこと