！注意！本記事には、ゲーム内の不潔なトイレやグロテスクなトイレが登場します。それらが苦手な方や食事中の方は閲覧にご注意ください。
年末のGame*Sparkはトイレのシーズン！
「トイレ・オブ・ザ・イヤー 2018」は、2018年にリリースされた「トイレが登場するゲーム」の中で、最も作り込まれたトイレを決めるアワードです。
「トイレが作り込まれているゲームは名作」これは長きにわたってゲーマーの間で言い伝えられている言葉です。それが真実かどうかはさておき。ひとつひとつのオブジェクトが丁寧に作り込まれている作品に敬意を表すべきだと考えた当編集部は、2015年からこのアワードを行っています。つまり今回で4年目っ！
前回に引き続いて特別審査員は「吉田輝和の絵日記」でお馴染みの吉田輝和が務めます。彼が独断と偏見で選んだトイレには「吉田輝和賞」が授与されます。
さぁ、栄光の「トイレ・オブ・ザ・イヤー 2018」に輝いたのは一体どのタイトルなのか、気になる受賞結果をご覧ください！
フューチャー賞
『Detroit Become Human』
『Detroit Become Human』
発売元： ソニー・インタラクティブエンタテインメント
開発元： クアンティック・ドリーム
ジャンル：ADV
機種：PlayStation 4
情報提供者：しば様
審査員によるコメント
『Detroit Become Human』の舞台である西暦2038年のアメリカでは、なんとトイレが浮遊しているらしいです。これを見た僕は「トイレが浮いている……！これは確実に未来！」と驚愕のあまり語彙力を無くし、このフューチャー賞を授ける事にしました。
でも未来っぽいけどさ……出したものはテレポーテーションしていくの？それとも「はだしのゲン」みたいに業者がいちいち回収するの？
あらゆる場所にあるで賞
『Fallout 76』
『Fallout 76』
発売元：ベセスダ・ソフトワークス
開発元：Bethesda Game Studios
ジャンル：オンラインRPG
機種：PlayStation 4/Xbox One/PC
情報提供者： プリンスマーキュリー様、machi様、あれぐ様、ちょめすけ★様、࿗༒༦༻N₳戌⋓ཀ༺༧༒࿘様、mariusXV@年末進行出発進行様、うぇってぃー様、ねづ様
審査員によるコメント
この企画を始めてからゲームをプレイすると、ついトイレの存在を意識してフィールドを彷徨ってしまうのですが、なぜかトイレが登場しないゲームがある中、『Fallout 76』では至る所にトイレがあるので本当に助かります。
実際、汚染された水を飲まざるをえない、過酷な状況に身を置いているポストアポカリプスの住人達も、至る所にトイレがあって助かっているのではないでしょうか……。
70億のトイレで賞
『シェンムー I＆II』
『シェンムー I＆II』
発売元：セガ
開発元：セガ
ジャンル：アクションアドベンチャー
機種：PlayStation 4
審査員によるコメント
「やっぱり作り込まれたトイレと言ったら『シェンムー』だろ！」という声をよく聞くので、今年発売された『シェンムー I＆II』で実際に確かめてみました。
同作に含まれた1999年発売の『シェンムー 一章 横須賀』は、制作費70億円という事もあって細部に至るまで徹底的に作り込まれており、トイレにもそれが顕著に表れていますね
今の時代のものと比較するとどうしても見劣りはしてしまいますが、「ゲーム史に残るトイレ」という記念碑的な意味も含めて表彰させていただきました。『シェンムーIII』のトイレにも期待しています。
金賞（色的に）
『Two Point Hospital』
『Two Point Hospital』
発売元：セガ
開発元：Two Point Studios
ジャンル：病院経営シミュレーション
機種：PC
審査員によるコメント
早期アクセス中に展開されていた『Two Point Hospital』のHospital Passには、「金のトイレ」が特典アイテムとして含まれていました。成金趣味丸出しで病院の雰囲気が台無しになりますね。
ところで、この金のトイレはレプリカになってゲームイベントで出展されていたとか。開発者たちはなぜコレに執着するのか……気になって夜も眠れないので金賞を授ける事にしました。もちろん色的な意味で。
人が入っていたで賞
『レッド・デッド・リデンプション』
『レッド・デッド・リデンプション』
発売元：Rockstar Games
開発元：Rockstar Games
ジャンル：アクションアドベンチャー
機種：PlayStation 4/Xbox One
情報提供者：ファッション健常者様、すずき けんじ様、よすはゲームしかしてない様
審査員によるコメント
そういえば「トイレの扉を開けたらヒロインが用を足していた」というシチュエーションが一時期ラブコメで流行ってましたね。こっちは「便器の中に人が入っていた」という少し違うシチュエーションですが、心臓がドキッとするという点においてはどちらも同じと言って良いのではないでしょうか。
キムタクが卑怯で賞
『JUDGE EYES：死神の遺言』
『JUDGE EYES：死神の遺言』
発売元：セガ
開発元：龍が如くスタジオ
ジャンル：リーガルサスペンスアクション
機種：PlayStation 4
情報提供者：はっぽー様
審査員によるコメント
「小便器と一緒に自画撮りをするキムタク」というシュールな一枚が届いたので「キムタクが卑怯で賞」を授与させていただきます。
特に面白い事はしていないのに変な笑いが出てしまいまう。卑怯すぎる……。
吉田輝和賞
『ドラゴンクエストビルダーズ2』
『ドラゴンクエストビルダーズ2』
発売元：スクウェア・エニックス
開発元：スクウェア・エニックス
ジャンル：ブロックメイクRPG
機種：PlayStation 4/ニンテンドースイッチ
情報提供者：だーちゃん様
吉田輝和によるコメント
本作のトイレはただのオブジェにあらず、NPCが用を足すのに実際使われるのです。さらには「こやし」という素材アイテムもゲット出来る、まさに「トイレ」なのです。物は正しく使われて初めて輝きを増します。そういう意味でも本作に登場したトイレは何よりも輝いていたのではないでしょうか。
トイレ・オブ・ザ・イヤー 2018
『>observer_』
『>observer_』
発売元：Aspyr（国内：オーイズミ・アミュージオ）
開発元：Bloober Team SA
ジャンル：サイバーパンクホラー
機種：PlayStation 4/Xbox One/PC/ニンテンドースイッチ
審査員によるコメント
床にはごみが散乱し、壁は落書きで汚され、便器は黒ずみだらけ。そもそもこのトイレは使えるのか、レバーを引いても水は流れるのか、便座はどこにあるのか……。
おそらく、ここは管理が行き届いていないためにこうなったのでしょう。治安も悪いのかもしれません。もしかするとトイレとして使われず、違法薬物を服用する場と化している可能性もあります。
……ただのトイレのはずなのに、『>observer_』の世界観に深く関わっている気して、いつまでも観察・推察したくなりますね。
この不潔なトイレを作り上げたゲームクリエイター達に敬意を表し、今回の「トイレ・オブ・ザ・イヤー2018」は『>observer_』とします。
さて、「トイレ・オブ・ザ・イヤー 2018」の結果はいかがでしたか？皆さんの印象に残ったトイレは表彰されたでしょうか？「この結果はおかしい！あのトイレが表彰されていないじゃないか！」など、このアワードに物申したい人は当記事のコメント欄でお願いします！
また、「トイレ・オブ・ザ・イヤー 2018」を行うにあたって、トイレのスクリーンショットを提供してくださった読者の皆さん、この度はご協力ありがとうございました！
2ページ目では、ノミネート作品を一挙に紹介します！今年は例年より多いかも！
