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現地時間6月10日、ユービーアイソフトは米・ロサンゼルスの某所にて、シリーズ最新作『ウォッチドッグス レギオン』の体験会をメディア向けに開催しました。今回はユニークな要素を数多く持つ本作のプレイレポをお届けします。
『ウォッチドッグス』シリーズの基本的な操作や特徴的なハッキングシステムはこれまでと同じですが、本作にはエイデンやマーカスのような決まった主人公がおらず、「デッドセック」のメンバーを集めつつ、所属するさまざまなメンバーに切り替えながら攻略していくというシステムとなっています。
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舞台は前作までのアメリカから、ブレグジット(UKのEU脱退)後のイギリス・ロンドンへ。EU離脱の影響で暴動が広がり、戒厳令下となってしまったロンドンがオープンワールドで再現されています。今回のプレイでは、観光地として有名なトラファルガー広場がデモ隊や警察と小競り合いを続けるような危険な状態になっていたのが確認できました。
混沌としたロンドンを生きる人たちをデッドセックに引き入れ、プレイヤーキャラとして操作していくというのが本作最大の特徴ですが、その仲間になるキャラクターも老若男女問いません。キャラクターが持つ装備やスキルは独自のものが用意されており、操作感までも異なります。
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特に、体験会でプレイできた元暗殺者のお婆ちゃんは、基本動作の全てが遅いという仕様に。しかし、ガンアクションやハッキングなどの基本スキルは各キャラクターと変わらないため、なかなかシュールなアクションが展開します。他にも、格闘が得意な女性などもプレイできました。本編には、まだまだ多くのユニークスキルを持ったキャラクターがいるようです。
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また、街に存在するキャラクターのプロフィールや活動時間帯などもハッキングによって知ることができ、時間の要素も攻略に強く関わっていそうでした。また、キャラクターの個人情報には、仲間にするためのヒントが隠されているようです。
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本ゲームにおいて、ゲージが溜まるといつでも呼び出せる小型ドローンは重要な役割を果たしています。事前に敵のアジトにこっそりと潜入して状況を把握したり、扉を解錠するのに役立つことも。デモ版では、小型の多脚型ドローンを使って敵の様子をうかがったり、扉を開けるための電源の位置を探ることができました。
今回プレイできたのは短い時間でしたが、これまでのシリーズをブラッシュアップした操作感や、さらに洗練されたハッキング、そしてリアルさとブラックユーモアが溢れるゲーム性に発売が楽しみになりました。
『ウォッチドッグス レギオン』はPS4/Xbox One/PC/Stadiaを対象に、国内で2020年3月6日より発売予定です。