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米インディアナ州・インディアナポリスにて開催予定だった『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア』LAN大会について、オンライン開催への移行が発表されていたにもかかわらず、そのまま現地で開催された疑いが明らかになりました。イベント開催団体や会場に集った参加者、イベント会場に対する批判の声をDexertoやKotakuなど複数の海外メディアが伝えています。
The Indianapolis Open - Summer 2020. pic.twitter.com/ErJA3gEhy3
— American Gaming Network(@AGNEvents) August 1, 2020
もともと7月31日から8月2日(いずれも現地時間)にかけて開催予定だったAmerican Gaming Networkによるインディアナポリス・オープンLAN大会ですが、Activisionの担当者とのやり取り(現地時間7月31日)ののち、新型コロナウイルスの影響を鑑みて健康・安全上の理由からオンラインのみでの開催に変更されていました。
From researching, it seems the LAN event center opened their doors to the players who traveled to compete despite AGN no longer running the tournament as a LAN rather online?
— Josh Reilly (@ESPORTS_JOSH) August 1, 2020
Super disappointed in AGN, the LAN center and the players for traveling to a LAN in this climate. https://t.co/B0P0Q4vK8b
しかしその後、LAN大会が開催予定だった会場やその周辺施設に参加者が集結していたことがredditやTwitter上の投稿で明らかに。主催団体のAGNはこれらの集いとは無関係であることを改めて強調し、現地に集結した関係者達を非難したものの、Dexertoによれば、大会会場にAGNのスタッフが複数いたという発言もあったとのことです。
チーム「Seattle Surge」のコーチを務めるJoey 'Nubzy' DiGiacomo氏(@JoeyNubzy)は本件について「オンライン開催云々はただのフェイクで、彼らはLAN大会を開催しているはずです」と発言。チーム「Toronto Ultra」のゼネラルマネージャーを務めるDominique Gelineau氏(@Wi5dom12)もこれに呼応する形で「Activision Blizzardにこの件について報告しました。(AGNが)こんな嘘をついて逃げおおせられると思っているのが信じられません」とツイートしています。
Major League Gamingの創業スタッフで、Activision Blizzardの大会・イベント部門VPを務めていたAdam Apicella氏(@MrAdamAp)も「一般向けの(オンライン開催に関する)発表は目くらましだろう」として批判しました(現在はツイート削除済)。
— American Gaming Network(@AGNEvents) August 2, 2020
その後AGNは「オンライン大会の競技性を完全なものにするため」として大会2日目の競技日程を8月9日(現地時間)に延期しています。