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Game Developers Conferenceによる年次調査で、回答したゲーム開発者の44%が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がゲームのリリース延期の原因であると回答しました。しかし、仕事の生産性が向上したと感じる開発者も増加しているようです。
この調査は3,000人以上の開発者を対象にして行われ、そのうち開発者の44%が新型コロナウイルス感染症によりゲームの延期に影響したと回答。開発者の多くは在宅でのリモートワークに移行しており、それにより共同作業が難しくなったり、子供の世話などの仕事と生活のバランスを取るのが難しくなったという問題が浮上しました。
このように答える開発者は昨年の調査結果の33%から約1割増加しており、大作から小規模開発作品までさまざまな作品が延期を重ねているため、ゲーム業界への影響の大きさが伺えます。
しかし、ゲームの延期に影響しているにもかかわらず、リモートワーク環境に移行したことで「生産性が向上した」もしくは「変わらない」と答える開発者は66%にものぼり、昨年の調査結果の59%から増加しています。これには通勤がないことによる時間の節約や、孤独感を紛らわすことができるという点があげられており、リモートワーク環境に移行してから時間が経ち、この環境に対して良いと感じる開発者が増えたのかもしれません。