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チートツール販売業者のCxCheats.netは、Activisionによる訴訟提起を受け、同社が販売していた『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア(Call of Duty: Modern Warfare)』関連のチートツールを販売終了しました。同社のDiscordサーバー(既に削除済)では謝罪文も公開されたとのことです。海外メディアEurogamerが伝えています。
『CoD:MW』のAimbotやレーダーサイズ拡大、ロビー操作ツールなどを販売していた同社。Eurogamerによれば、CxCheats.netでは『PUBG』や『Apex Legends』といったタイトルのチートツールも販売していたそうですが、本記事執筆時点ではウェブサイトにアクセスすることが出来なくなっています。
Activision suing popular hacking installation website from r/CODWarzone
チート販売業者によるメッセージ
既に聞き及んでいる方もいらっしゃるかと存じますが、Activision Publishing, IncはCxCheats.netに対して訴訟を提起し、我々のサービスが彼らの利用規約に違反するものであると明言しました。
これに伴い、我々はCxCheats.net上での『コール オブ デューティー』に関連する製品の開発・販売・サポートを停止することに同意しました。これらの製品はCxCheats.netでは二度と取り扱われません。
また、『コール オブ デューティー』上でのサードパーティー制ツールの使用は、Activision Publishing, Incやデベロッパーによるアカウント一時停止やBAN処分に繋がるおそれがあることにもご留意ください。
『コール オブ デューティー』プレイヤーの皆様に苦痛を与えてしまったことをお詫び申し上げます。
この件についてreddit(r/CODWarzone)では、「犯罪者どもに相応しい末路」「こんなウェブサイトを運営している人間がいること、そしてそのチートツールを買う人間がいるということが悲しい」「これ以上なく空虚な謝罪文」「他人のゲーム体験を滅茶苦茶にする以外、どんな用途でチートツールを販売していたつもりだったのか」といったコメントが並んでいます。また、Eurogamerによればサポートが終了しツールが使えなくなったチーターの中には返金を求む声も聞こえるとのことです。
Activisionや『CoD:MW』開発元のInfinity Wardは不正ツール使用についての注意喚起や違反者のアカウントBAN処分を繰り返してきましたが、チート販売業者に対して法的なアクションを取ったことが明らかになったのは今回が初となります。