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e-Sports競技の不正を取り締まる団体Esports Integrity Commission(ESIC)は、先日発覚した『Counter-Strike: Global Offensive』のバグ悪用問題について37チームのコーチへの制裁を発表しました。
この問題は、複数のe-Sportsチームのコーチが「観戦者バグ(spectating bug)」と呼ばれる不具合を利用することで、本来知り得ない対戦相手の位置などを選手へ知らせていたもの。今回のバグ利用を検証するため、同作の競技データを集計しているメディア「HLTV」から99,650本(15.2TB)のデモデータを取得しています。
同団体では取得したデータに対し特定のパラメータでのデータ解析のほか、人力でも疑わしいデータのフラグ付けやチェックを開始。今回の発表までに20%のデータ分析を終了し、団体の定めたルールに則り、37名のコーチに最大3年となるBAN処置を行ったと発表しました。また、10月末日までにすべてのデータ解析を済ませた追加の報告書を完成させ、本調査を終了するつもりであるとしています。
37名のコーチのバグ悪用が判明した試合データと制裁内容は、こちらで明らかになっています。