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こんにちはSUKESANです。
『かまいたちの夜』という作品をご存知でしょうか? 1994年11月25日にスーパーファミコン用ゲームソフトとして、当時のチュンソフトから発売。いわゆるサウンドノベルというジャンルを世の中に広め、後に続編やリメイク作品も登場した超名作タイトルでございますね。
今プレイされるのであれば、個人的には初代プレイステーション版の『かまいたちの夜 特別編』がオススメです。ゲームボーイアドバンス版も良いのですが、物理的に文字が小さいのでそこは我慢。
さて、『弟切草』から入り、『かまいたちの夜』で衝撃を受けた筆者。その後も『学校であった怖い話』や『魔女たちの眠り』といった、様々なノベルゲームを“読んで”きました。
が、それでもやはり『かまいたちの夜』の完成度とインパクト、そして恐怖感を上回る作品は無かったと思っているのです。そして、あまりに好きすぎて、本作の舞台となった、「群馬県の白馬村に存在するペンション、クルヌプにいつか行ってみたい!」と思うようになり、足を運ぶに至りました。今回はその時の聖地巡礼旅を振り返ります。
なお、撮影は2019年11月に行いました。色々と厳しいご時世ですが、早く収束することを願っています。
~以下サウンドノベル風に~
妻と2人きりの楽しいはずの旅行。まさか僕たちがこんな恐怖に巻き込まれる事になるとは……。「旅行だ!」と浮かれていたその時にはまだ知るよしもなかった……。
長野県白馬村にあるペンション、「クルヌプ」は僕の住む東京からは車で約4時間(高速利用)と、なかなかの距離。早めについて周囲の観光でもしようという事で午前9頃に出発した。
「クルヌプ」には一泊の予約を入れてあり、チェックインの時間までまだ結構時間があったので、お昼をどこかで食べていこうという事になった。
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しかし、ペンション近辺は自分たちが思っていたよりも山奥で、野生の猿が突然車の前を横切ったかと思えば、木に登って不思議そうな顔でこっちを見ていたりと都会育ちの僕らには驚きの連続! 前後に車がなかったので、脇に駐車し、しばし猿を見物。
なんだか食べ物を欲しそうな顔をしていたが、野生の生き物に餌付けは良く無いという事でしばらく観察してから、近くの食堂でお腹を満たした。
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そしてペンションへ向かう途中、あまりにも美しい稲穂を妻が発見し、「近くで写真を撮りたい」という事で再び駐車。
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そこからしばらく走るとあの建物がついに姿を現した。そう、念願だったクルヌプに到着したのである。
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最初に感動したのは、あの「ふくろう」のエンブレム。僕らは嬉しくてついカシャリと写真を撮ったのだった。
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中に入ると、ゲーム内と多少違った構成になっていて、スキーシーズンに向けて多くのスキー、スノボ用品が置いてあった。チェックインを済ませると僕たちは早速「かまいたちの夜ごっこ」を始めた。
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ちなみに妻はゲームに対して全くと言って良いほど知識がなく、完全に僕が付き合わせている形だ。ありがとう……。
『かまいたちの夜』には様々な名シーンがあるが、まずは最も登場回数の多い、みんなの集まる談話室に座ってこの角度から。
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そして、この写真を撮っている階段は……。そう、ヒロインの真里が主人公に押されて落ちてしまったり、春子さんが〇〇に殺されてしまったりと印象的な場所なのだ。
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さらに僕が最も感動したシーンを再現。みどりさんを亡くし、泣き崩れるあのシーンだ。
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こんな「かまいたちの夜ごっこ」をしているうちに夕食の時間になった。そう、夕食と言えばこの真里と主人公の食事シーンだ。主人公が冗談を言ったり、食事内容に関してあれこれあったりと印象深い(実際に、本当に美味しい食事をいただきました!)。
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また、食事シーンで書かせないのが、通称「田中さん」の存在だろう。室内で帽子とサングラスという格好で登場。果たして彼は何者なのか?(今更感はありますが……)
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そして気がつけば就寝時間に。ゲームの内容が頭に刷り込まれている僕は、シーンとしている館内に不思議な恐怖を覚え始めていた。
隣のベッドでは妻がすやすやと寝息を立てている……。しかし、本当に寝ているのだろうか? あるいはもう? と余計な妄想をしつつ、眠れないので1人洗面所へ。
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その時間、5分くらいだっただろうか? 僕が部屋のドアを開けようとすると突然妻が!?
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気がついた時はもうもう遅かった……。目の前はただピンク……。
終
後日、クルヌプを後にした僕らは長野県の名物公園とも呼ばれている公園で恐竜達と遊んで帰りました。
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SUKESANでした、お読みいただきありがとうごさいました!
ちなみに、現在私SUKESANは普段はとっても真面目な広告動画クリエイター等をやっているのですが、なぜか現在、色々な意味で話題のTKO木下さんと彼のYouTubeチャンネル内において、ゲームコンテンツに出演、ディレクションをしております。よろしければご覧ください。
今回は初代『スーパーマリオプラザーズ』で僕とTKO木下さんが奮闘!
■著者紹介:SUKESAN
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元ファミ通の編集者、現在はCM、番組ディレクター・プロデューサーとして活動中。新垣結衣をはじめ、アイドルやタレントのピアノ・歌の講師でもある。
《SUKESAN》