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Torn Banner Studiosは、4月23日から27日午前11時30分(日本時間)までの期間限定で剣戟アクション『Chivalry 2』のクローズドベータテストを実施中です。PC/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox Oneそれぞれのプラットフォームの予約購入者が参加可能で、クロスプラットフォームプレイにも対応しています。
本作は、中世を舞台にした対戦アクションゲーム。プレイヤーは「アガサ」「メイソン」どちらかのチームに属し、制圧や防衛のオブジェクトモード、チームデスマッチなどのルールで勝利を目指します。
本作の魅力はなんと言ってもその豪快かつ派手で凄惨な演出も多数盛り込まれた剣戟アクション。剣や斧、長槍や弓などを駆使して敵の兵士を駆逐していくだけでなく、有利な状況作り出すかという戦略性も要求される作品です。
本稿では、開催中のクローズドベータテストのプレイレポートをお届け。本シリーズの豪快な爽快感はそのまま、より進化した本作の魅力をたっぷりお伝えします。なお、筆者はPC(Epic Gamesストア)でマウス/キーボードを使用しています。
舞台は前作の20年後!新たな戦乱の幕が上がる
本作は、2012年にリリースされた『Chivalry: Medieval Warfare』の20年後を描いた続編タイトル。架空の王国「アガサ」を舞台に、前作の戦争で勝利した反乱軍「メイソン」と、新たな指導者・アルゴン王2世率いる「アガサ騎士団」の戦いが繰り広げられます。
オンライン対戦を始める前に、新人兵士を教育する内容のチュートリアルが用意されています。本作の基本アクションとなる移動・攻撃・防御などについて、設定された目標をクリアしながら操作を学んでいきましょう。
攻撃は「マウスクリック」「ホイール上」「ホイール下」入力でそれぞれ攻撃方法が異なります。攻撃発生時にマウス移動することで、攻撃のタイミングをずらすことも可能。また、相手の防御を崩すための「キック」、離れた敵への攻撃やフェイントで有効な「武器投げ」などのアクションもあります。
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そして、攻撃以上に重要になるのが「防御」の存在。攻撃の威力が高い本作で、的確な防御を覚えることは自軍を勝利に導くための大切なポイントです。防御状態は正面からの攻撃に対してはほぼ完璧に防ぐことができ、防御後は「しっぺ返し」などのカウンター攻撃や回避行動などにも繋げることができます。
ただし、防御行動には「スタミナ」が必要になるため多用できません。スタミナが切れると攻撃に対して無力になってしまうため、ただ守るのではなくスタミナが残っているうちに活路を切り開く方法を探るのが大切です。また、スタミナは攻撃でも一部の特殊なアクションで使用することになるので、スタミナ管理こそが本作の生存に直結してると言っても過言ではありません。
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チュートリアルではそのほか「喊声」やリアクションなどを試すエリアが存在しています。本作の醍醐味ともいえる"戦士のロールプレイ部分"の大切さを教えてくれるのが好印象ですね。
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いよいよ戦場へ!騎士の矜持を見せつけろ!
さて、チュートリアルが終了したらいよいよ本番です。現在のベータテストでは、両軍がタスクをこなす「チーム目標」、アリーナバトルの「チーム・デスマッチ」がプレイ可能。遊びたいモードのみを選択できるほか、サーバーブラウザで任意の戦場に赴くこともできます。
チーム目標
「チーム目標」は、本作の歴史で繰り広げられている戦争に兵士として参加する形式。アガサとメイソンそれぞれの陣営ごとに異なる目標を達成したほうが勝利です。例えば城攻めマップの場合、攻撃側ならば複数の目標があり「攻城塔を目標まで護衛する」→「城門を制圧」などのオブジェクトを順番に攻略し、最終目標まで達成すれば勝利です。
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防衛側であれば「攻城塔を妨害する」などの目標を時間内に達成すれば勝利。防衛側は一度でも目標を達成すれば勝利にはなるのですが、本作はリスポーンもあるため迫りくる軍勢が止むことはありません。「防御が重要」と説明したとおり、守り続ける方が難しいゲームでもあるため、ただ目標を防衛するだけでなくこちらも攻撃に転ずる決断が重要な局面も存在します。
チーム・デスマッチ
「チーム・デスマッチ」はその名の通り、両陣営で単純に殺し合うゲームモード。相手陣営の兵士を一定数倒す(チケットを無くす)ことで勝利となります。このモードは純粋に戦闘の腕が問われる内容のため、戦闘の実践訓練にはもってこいです。
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また、現在は実装されていませんが「フリーフォーオール」モードも実装される予定です。
遊べば遊ぶほどプレイスタイルは広がっていく!
戦闘では「射手」「前衛」「歩兵」「騎士」の4種類からクラスを選択でき、各クラスはそれぞれ使用武器だけでなく、パッシブ能力や使用スキルも異なります。基本的には好きなクラスを選択しても問題ないのですが、相手に弓兵が多くて戦場を進めない場合、こちらも射手になって対抗するなどの戦略も有効です。
また、戦闘中の活躍によりさまざまな経験値を獲得でき、一定の経験値を獲得すればレベルアップしていきます。レベルは、プレイヤー自身の「グローバルレベル」のほか、4種類のクラスそれぞれに「クラスレベル」が用意されています。グローバルレベルが上がることでキャラクタースキンなどを獲得可能ですが、現在のビルドではスキンを装着することはできません。
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一方のクラスレベルは、上がることで各クラスの武器や職業を獲得できるのが特徴です。例えば、前衛の初期職業は強力な両手斧と火炎攻撃が使用可能な「デバステイター」なのですが、前衛レベルを4にすることで2種類の大型武器と範囲回復が使用できる「レイダー」が解放されます。また、デバステイター自身も前衛レベル2で新たな武器の棍棒を装備できるようになります。
ただし、解放された職業の方が必ず強いというわけではありません。あくまでプレイの選択肢が増えていくという感覚なので、使い慣れた職業を極めるプレイスタイルでも十分に活躍できるのも本作の特徴といえるでしょう。
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好きなクラスで遊べば遊ぶほど、そのカスタマイズ要素が広がっていくのも魅力ですね!
前作の魅力を引き継ぎあらゆる面で進歩した!
簡単にゲームの基本システムを説明してきましたが、ここからは本作のプレイフィールをお伝えします。まずはなんといっても、前作『Chivalry: Medieval Warfare』から9年の時を経たということもあり、グラフィックがより美麗に進化しています。単にキレイになったということではなく、全体的にはっきりしたテクスチャになった本作では、さまざまなオブジェクトなどの位置がとても分かりやすくなりました。
ゲーム自体の動作も軽快になり、攻撃も防御もよりダイナミックに楽しめるように進歩しています。本作から「コンボ」「しっぺ返し」などの新要素が追加されたことで、さまざまな場面で前作以上に瞬間的な反応が求められるようになりました。
全体的なグラフィックの向上によって戦場が把握しやすくなり、動作も軽快になったことで、気軽に派手なプレイが楽しめる印象がかなり強くなっています。
また、前作でも城門から降り注ぐ「油」、設置されている「バリスタ」など戦場に配置されている兵器がありました。本作ではそれらに加え、体力回復用の「食べ物」や拾って使用できる「燭台」などの武器も多数登場します。防衛拠点に剣の束があるマップでは、迫りくる相手にひたすら武器を投げつけるといった戦略もとれますし、マップ内を探索することで、戦場をより自由に駆けることができるようになりました。
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ダメージ表現もより細かくなり、腕が切断された状態で「もう数秒で死ぬが、それまで相手を殴ることだけはできる」状況になることも。ここから逆転などは狙えませんが、せいぜい足掻いて目の前の敵に意地を見せつけてやりましょう。繰り返しますが、本作で大切なのは「ロールプレイ」なのです。
ここまで『Chivalry 2』ベータテストのプレイレポートを紹介してきました。本シリーズが持つ、戦場で戦士たちが激突する豪快で凄惨、重厚なプレイ感覚は『Chivalry: Medieval Warfare』の魅力をそのまま引き継ぎ、さまざまな面でグレードアップしている印象です。
前作プレイヤーであればもちろん自然と馴染めますし、親切な操作説明やチュートリアルにより本作からの新規プレイヤーも迷わずに楽しめる工夫が凝らされています。なによりチュートリアルで「喊声」など、戦闘だけでなくロールプレイの大切さを教えてくれることに、開発陣からの「魂」を感じずにはいられません。
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本作は日本語にも対応しており、ほんの少しだけ翻訳が怪しい部分もありますが、プレイに関しては全く問題がありません。また、ベータテスト時点でも東京サーバーが用意されているので軽快に遊べるのがなにより嬉しいですね!
『Chivalry 2』は、PC(Epic Gamesストア)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに2021年6月8日リリース予定です。