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据え置き機でありながら、携帯しても使える新たなゲームハードとして、2017年3月3日に発売されたニンテンドースイッチ(以下、スイッチ)。早いものでリリースからすでに4年の月日が経ちますが、今もなお好調な売れ行きを見せており、人気・注目度ともに高い水準にあります。
以前からスイッチを楽しみ続けている人もいれば、魅力的なゲームソフトの発売に合わせて購入した方、また2台目を導入したユーザーなど、その立場は様々。最近新たにスイッチデビューを果たした方も少なくないことでしょう。
スイッチは、同世代のゲーム機と比べると押さえた価格ですが、それでも数万円の出費は最低限必要です。本体の購入はもちろんですし、遊ぶためのゲームソフトも欠かせません。また必須ではありませんが、備え付けの画面を守るフィルムや、持ち運ぶ際に入れるケースなども、あるとないとでは大違いです。
本体を保護したり、持ちやすくするアクセサリーなども欲しい。けれど、出費は出来るだけ抑えたい──こういった願いを持つ方々は、まず100円ショップにあるアイテムを活用してみてはいかがでしょうか。
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ライセンス商品には及ばない面もありますが、ほとんどが100円+税、高くても数百円ほどで手に入るので、費用対効果の面で考えれば破格と言ってもいいほど。また、100円ショップのアイテムで試してみて、気に入ったら同様の使い方ができるライセンス商品を検討する、といった“お試しアイテム”として活用するのもひとつの手です。
そこで今回は、意外と侮れないアイテムも揃っている「スイッチで使える、100円ショップのアクセサリー」をご紹介! 惹かれたものがあれば、最寄りの100円ショップに足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、今回紹介するアクセサリーは、「Can☆Do」と「DAISO」にて購入しました。ですが、店舗の在庫や傾向などから取り扱っていない場合もあるので、その点にはご注意ください。
2年以上使い続けた、スイッチ向けアクセサリーの実用度は?
実は今回と同様の特集を、2018年12月に取り組んだことがあります。その後もスイッチに使えるアクセサリーは増え続けているため、新たに見つけた商品の数々を今回ピックアップさせていただきました。
ですがその前に、以前の記事で紹介したアクセサリーについて、今現在の使用頻度や使い勝手などをお届けしたいと思います。
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まずは、「SWITCH クリア保護フィルム」。画面を保護するフィルムですが、当時使用して以来、今もまだスイッチの画面を守り続けてくれています。
といっても、「このフィルムのここがすごい!」といった分かりやすいエピソードは特になく、しかし剥がれたり劣化したというデメリットもなかったため、ここまで使い続けてきました。
「特に問題ないなら、耐久性が高いのでは」と考えることもできますが、筆者の基本的なプレイスタイルがTVモードのため、持ち運びや画面タッチがかなり少ないのも、ダメージを受けなかった一因と考えられます。そのため、強くオススメするほどの根拠には乏しいのですが、この使い方であれば2年以上持った、という一例として報告させていただきます。
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続いて「SWITCH スティックカバー」ですが、こちらは全く使わなくなりました。前述の通りTVモードが基本で、その際はPROコントローラで遊ぶため、プレイスタイルと噛み合わなかったのが原因です。
また、簡単に外れないようににキツめのサイズ感なので、取り付けが大変というのもネックになりました。付けたまま外さない方ならば、使用を一考してみてもいいかもしれません。
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一方、かなり便利だったのが「SWITCH グリップカバー」です。スイッチは携帯性を高めるため、Joy-Conも含めて全体的にかなり薄め。その関係から、携帯モードで遊んでいる時にうっかり手を滑らせる危険性があります。
ですが、この「SWITCH グリップカバー」を付けると、手のひら部分にグリップの形状が収まるため、保持しやすさが段違い。また、材質がゴム製なので、手に引っかかりやすくなる点も嬉しいところです。
TVモードが基本の筆者ですが、TVや動画を見ながら雑にレベル上げをする時などは、携帯モード+グリップカバーというスタイルを採用。持ちやすくプレイできたので、重宝しました。携帯モードで使う方は、使用を一考する価値があると思います。
とはいえ、これを付けるだけで落下を完全に防げるわけではありません。また、横にズラすだけで簡単に外れてしまいます。しっかりとスイッチ全体を持った上で、落下を防止する補助アイテムとしてご活用ください。
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最後は、ゲームカードとmicroSDカードを収納できる「ゲームカードケース 7+2」。ダウンロード派や、ゲームの本数をあまり増やさないユーザーには、あまり縁のないアクセサリーと言えます。が、パッケージ派でがっつりゲームを買うユーザーには、間違いなくオススメできるアクセサリーです。
持ち運び用と捉える方も多いと思いますが、個人的にはプレイ環境のスリム化に役立ってます。TVやモニタの周りにパッケージを並べた場合、見映えはいいのですが、どうしてもスペースを取りがち。ですがこのケースに入れれば、ひとつで7本分ソフトをまとめられます。
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ゲームライターという仕事柄、ゲームソフトの本数は嵩みがちなので、このケースは非常に役立っています。ジャンルで分けたり、使用頻度の多い順にまとめれば、いざプレイする時も迷わないので便利です。
手持ちのゲームカードが増えてきた方は、この「ゲームカードケース 7+2」の購入も悪い選択肢ではありません、もちろん、スイッチ本体を持ち運ぶ際のお供にも最適です。
保護フィルムの種類が増加、好みでチョイスするのも選択肢のひとつ
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それでは、前回以降に見つけた新たなスイッチ関連アイテムについてご紹介。といっても、まずはバリエーションの増加という形になります。前回も取り上げたガラス保護フィルムですが、その種類が増えており、選択の余地が広がりました。
筆者周辺の100円ショップで見かけるのは、「SWITCH ガラス保護フィルム」と「液晶保護ガラス(スイッチ用、ブルーライトカット)」の2種類。前者は、皮脂防止や指紋防止、飛散防止を謳っており、貼り直しも可能です。
後者は、名前からも分かる通り、ブルーライトのカットが特徴のひとつ。平均で約41%をカットするとのこと。また、薄さが0.33mmで、気泡も入りにくいと明記されています。
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それぞれ異なる特徴を持ちますが、どちらが優れているというよりは、どの性能を重視するかで選べば十分です。高品質を求める場合はライセンス商品の方が順当ですし、「いくつか購入し、自分に合った一枚を見つける」というやり方も、この価格帯なら十分アリでしょう。
ちなみに、ブルーライトをカットする商品の効果について賛否が分かれている面もあるので、気になる方はそちらの情報もご確認を。また、今回取り上げたもの以外のガラス保護フィルムもあるので、最寄りの店舗で扱っているものを比較してみるのもお勧めです。