エレクトロニック・アーツは、基本プレイ無料の『ApexLegends』にて新シーズン「エマージェンス」を開催しました。
新レジェンド「シア」が追加されたほか、新武器も登場するなど今回も多数の追加要素があります。そこで本稿では、新レジェンドの「シア」と新武器の「ランページ」を深く掘り下げてご紹介します。
なお、今回の記事にはアップデート直後のバージョンを使用しています。今後のアップデートにより仕様が変更される可能性があることにご留意ください。
シアは死角のない索敵能力が強力!

新レジェンドのシアについて、まずは基本的な性能をおさらいしていきましょう。パッシブアビリティ「ハートシーカー」はエイム時に一定範囲内にいる敵の心拍音を可視化。どの方向にいるのかも大まかに表示してくれる優れものです。武器を出していない状態でも使用できますが、その状態では走ることができないので注意してください。

戦術アビリティの「フォーカス・オブ・アテンション」は正面、広範囲に障害物を貫通する爆風を起こし、ブラッドハウンドの戦術アビリティと同じように命中した相手を強調表示できます。さらに10ダメージを与え、回復、蘇生などの動作をキャンセルし、短いスローとサイレンス効果も付与。HPバーも表示させられます。
パッシブアビリティの効果はフォーカス・オブ・アテンション使用中も得られます。加えて戦術アビリティを構えている間であれば走ることも可能。敵の位置が分からない時に索敵するなら、こちらの方が移動速度を落とさずに済みます。

アルティメットアビリティの「ショーケース」は設置物系のアビリティで、設置した場所から頭上、足元も含む一定範囲にいる敵を強調表示してくれます。ただこちらはフォーカス・オブ・アテンションやブラッドハウンドの戦術アビリティと異なって条件があり、動いている敵、攻撃している敵のみが対象です。歩きでも感知できますが、しゃがみ状態の場合は検知できないのでレヴナントにはご注意を。
また、もう1つの欠点として設置した後の耐久自体が低めになっています。なるべく敵の死角になるような位置に設置しておきましょう。
部隊内での役割と欠点

部隊内におけるシアの役割としては、ブラッドハウンドやクリプトのような索敵役になります。常時パッシブで敵の位置を探れるので、交戦が苦手な方にもオススメ。漁夫対策はもちろん、単独で潜伏している敵の奇襲にも警戒できるので、安定性は全レジェンドの中でもトップクラスでしょう。

アビリティで戦闘面での貢献がまったくできないというわけでもなく、戦術アビリティでは相手の立て直しを妨害できます。先手で大ダメージを与えられれば、勝利を大きく引き寄せられるわけです。射程が非常に長く、相手もそう簡単には逃げられません。

逆に弱点としては、不利な状態から逃げる手段が乏しいこと。戦術アビリティでスローを入れられるとは言え、そもそも時間が短いので逃走手段として使うには頼りない部分があります。索敵性能を生かして有利な状態をいかに押し付けるかが、シアを運用する上では鍵になるでしょう。そのためにもピンを立てるなど、味方とのコミュニケーションはしっかり取るのをオススメします。
ランページはテルミットグレネードの所持数がカギ!リコイル制御は楽な部類

新武器のランページはヘビーアモを使用するLMG。アタッチメントはバレルスタビライザー、拡張マガジン、標準ストック、スコープの4つを装備できます。弾の装填数は拡張マガジン無しの場合28発、レベル1では32、レベル2で34、レベル3では40発になります。与ダメージはヘッドショット時が42、胴体は28、足では24になります。

最大の特徴としてテルミットグレネードを1つ消費すると、連射速度が上昇、扉を攻撃することで破壊できる効果を追加できます。この効果は時間経過、および攻撃時に消費されていき、効果が切れると元の連射速度へ戻ります。
元の連射速度は非常に低く、テルミットグレネードを使用していないのであれば近距離での戦闘はオススメできません。ただ連射が遅いこともあり、リコイル制御は比較的楽に行えます。3倍、4倍のスコープも装備できるので、中、長距離での戦闘ならテルミットグレネードを消費せずとも問題ないでしょう。

扉を破壊する効果は弾に格闘攻撃による扉破壊効果が付与されているようなイメージで、撃った場所が燃えたりするわけではありません。敵を建物内に閉じ込めつつ攻めたいのであれば、そのままテルミットグレネードを使った方が良い場面もあります。ただ、ワットソンのアルティメットで無効化されてしまう可能性が出てくるので、敵部隊のレジェンドはしっかりチェックしておきましょう。

ヒューズを使用すればテルミットグレネードを多めに持てるので、ランページを軸に戦闘するのであればオススメです。
新シーズンの追加要素はどちらも強力!初心者でも大丈夫

以上、新レジェンドのシアと新武器のランページの詳細についてご紹介しました。どちらも環境に大きな影響を与えるレベルの性能を持っており、触れておいて損はありません。使う上でそこまでプレイヤースキルに依存することもないので、始めたばかりのプレイヤーにもオススメです。
ですが、シアの性能については先日Redditで行われたAMAセッションにて、開発側から「少し強すぎるようなので、次のパッチでバランス調整を行う予定」との回答が。そのため、近いうちにある程度の調整が入る可能性に注意しておきましょう。
ランページはテルミットグレネードの有無で戦い方が変わるので、なるべく多くのテルミットグレネードを所持しておきたいところです。上述したようにヒューズを使う他、インベントリの枠も空けておきましょう。近距離での戦闘への対応力が状況次第なので、ショットガンなど弾数が少なめで済む武器を相方にしておくのも有効です。

なお、ランページを所持していればインベントリからテルミットグレネードを味方に要求することもできます。グレネードの選択画面などからは要求できないので、インベントリの方からサインを出しましょう。