言葉を組み合わせて他のプレイヤーにヒントを伝えられる、フロムソフトウェアの『ソウル』シリーズではおなじみのメッセージ機能。『ELDEN RING』でもその機能は健在で、フィールドが格段に広くなった今作では、探索の手がかりとして積極的に利用していくと便利でしょう。
練習問題の解答
『アサシン クリード ヴァルハラ』「名詞の性別」が消えた! 英語史の大事件を起こしたヴァイキングの侵略【ゲームで英語漬け#92】問:古ノルド語からの借用語を挙げなさい。
解答例:「Die」「They」「Want」「Get」など
Phrases -Message
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後続のプレイヤーへ親切に教えたり、意地悪で嘘を教えたり、ただの感想を残してみたり、様々な使い方で遊べるこの定型文。言語の切り替えをした上で利用すれば、語学で苦手な人が多い「自分の思考を表現する」練習にとても良い手段ではないでしょうか。先日も議論が勃発しましたが、学校の英語教育は読解に偏重しすぎているために、英作文やオーラルコミュニケーションなど、出力のための英語のトレーニングが足りていないという指摘があります。文章は読めるけど会話の応答はまるっきりだめ、そんな人も多いのではないでしょうか。
異なる言語で出力する訓練は「勉強モード」だけでなく、自分の普段の生活で使う経験が必要です。間違えても良いので「自分の気持ちを英語の形にできた」という自信を持つことが大事で、無責任に残して置いても迷惑はかからず、少なからず反応が返ってくる本作のような形式なら、気兼ねなく練習ができるというわけです。
『ELDEN RING』はあまり会話の量も多くないため、序盤で一通りアクションやアイテムを覚えた後は、英語に切り替えても支障なくプレイできます。『ソウル』シリーズのように理不尽な痛い目に遭った記憶は残りやすいので、それと一緒に言葉を覚えると一石二鳥ですね。
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メッセージはベース文に単語を入れ、接続詞で2つの文章を組み合わせるもの。単語にはPhrase(つぶやき)のカテゴリもあるので、簡単な一言だけでもできます。肝心なのは、状況に対してさっと言葉を出せるようになることで、祝福で休むときやボスを倒したときなど、記録を付けるようにメッセージを書く習慣を付けると良いでしょう。
先にあるものを示すとき
** ahead:この先、**があるぞ
Be wary of **:この先、**に注意しろ
Seek **:**を目指せ
Didn’t expect **:**とはな…
Still no **....:**はまだか…
攻略のヒント
** required ahead:この先、**が必要だ
Try **:この先、**が有効だ
If only I had a **...:**さえあれば…
Offer **:**を捧げよ
引き留める
No ** ahead:この先、**はないぞ
not here!:ここじゃない!
turn back:引き返せ
give up:諦めろ
you don’t have the right:その資格はない
続いて、接続詞を使って2つの文章をつなげてみましょう。本作では9種類が使えます。
and then:そして
or:あるいは
but:しかし
therefore:だから
in short:つまり
expect:ただし
by the way:ところで
so to speak:いわば
all the more:だからこそ
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英会話では単文だけでは間が持たないので、接続詞でフォローなど別の一言を足せるとスムーズなやりとりに繋がります。文法的なことは一旦置いて、用意されている言葉を並べて自分の意図を表現しましょう。
例文
Be wary of wolf and then Try fire
この先、狼に注意しろ そしてこの先、炎が有効だ
strong foe ahead so to speak Time for despair
この先、強敵がいるぞ いわば絶望の時間だ
Didn’t expect ambush..., If only I had a summoning...
奇襲とはな…、召喚さえあれば…
通常の文と比べればかなりぎこちないですが、大体意味が伝わればOKです。間違いを気にせず文章をどんどん作って、英作文へのためらいを無くしていくのが「使う英語」を育てていく近道です。『ELDEN RING』以外でも、MMOでも定型文や片言でコミュニケーションを積極的に試みていきましょう。
練習問題:定型文を使って、対忌み鬼マルギットのメッセージを作りなさい。
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意思疎通に失敗するにしろ成功するにしろ、自発的に発した言葉は案外長く覚えているものです。限られた定型文を使ってうまく表現できるかやってみましょう。