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CD PROJEKT REDは、「ウィッチャー」シリーズの新作が開発中であることを公式に発表し、ティザーイメージを公開しました。
新作は、250以上のGame of the Yearアワードを受賞し、2つの拡張コンテンツ「無情なる心」と「血塗られた美酒」がリリースされたオープンワールドRPG『ウィッチャー3 ワイルドハント』以来の作品。今回公開されたティザーイメージには、「ウィッチャー」を象徴するメダルと共に「A New Saga Begins(新章が幕を 開ける)」と記されています。
また、CD PROJEKT REDは2011年に発売された『ウィッチャー2 王の暗殺者』以降、同社独自の REDengine をベースに開発を行っていましたが、このたびEpic Gamesとの複数年間に渡る技術的パートナーシップを締結し、開発環境を Unreal Engine 5に移行することをあわせて発表しました。このパートナーシップには、Unreal Engine 5のライセンスだけでなく、Unreal Engine 5およびそれ以降のバージョンの開発における技術提携も含まれているとのことです。
CD PROJEKT RED の CTO Paweł Zawodny氏
「CD PROJEKT REDは、社内的な運営方針を刷新する取り組み“RED 2.0”のコア要素として技術力の強化を挙げており、Epic Gamesとのパートナーシップもその一環です。一般的なライセンス契約を結ぶだけではなく、長期にわたるパートナーシップを前提に両社は話し合いを進めてきました。新タイトルの開発において、可能な限り早い段 階で技術的指針を決定することは何よりも重要です。私たちはこれまで、新しいタイトルに取り組むたびに REDengine を最適化すべく、多くのリソースと労力を費やしてきました。Epic Gamesとの技術提携により、最先端のゲーム開発ツールを利用できるようになることはもちろん、これまで以上に開発期間が計算しやすくなり、効率も上がることになるため、様々な面での改善が期待できます。今後Unreal Engine 5を使用して、最高のゲームを開発できることを大変うれしく思います。」
Epic Games の創設者兼 CEO Tim Sweeney氏
「Epic では、さまざまなチームが圧倒的なスケールとリアルさを追求したダイナミックなオープンワールドを生み出せるよう、Unreal Engine 5の開発を手掛けてきました。この大変光栄なCD PROJEKT RED とのパートナーシップを通じ、インタラクティブなストーリーテリングとゲームプレイの新境地を目指せると同時に、開発コミュニティ全体にも長期的な利益をもたらすことができると信じています。」
現時点で「ウィッチャー」シリーズ新作に関して、開発期間や発売日は明らかにされていません。なお、今後発売が予定されている『サイバーパンク 2077』の拡張コンテンツに関しては、引き続きREDengineを採用することを発表しています。