
株式会社ヘッドハイは、マイクロソフトが提供するスタートアップ支援プログラム「Microsoft for Startups」に採択されたことを発表し、開発中のゲーム『デモリッション ロボッツ K.K.』に「Microsoft Azure」を活用した視聴者介入ライブ動画配信システムを導入するとしました。
マイクロソフトが提供する「Microsoft for Startups」は、世界140カ国以上で展開されているスタートアップ支援プログラムです。プログラムに採択された企業はクラウドコンピューティングプラットフォーム「Azure」をはじめとするさまざまなテクノロジーのサポートに加え、同社のパートナーネットワークを活用した、事業拡大に適した専用のリソースが提供されます。
ヘッドハイが開発中の『デモリッション ロボッツ K.K.』は、最大4人で対戦できるロボットアクションゲームです。プレイヤーはマップ上のビルをひたすら破壊し、その数を競います。最大の特徴は「ゲーム実況の視聴者がゲームの世界へ介入できる」インタラクティブなライブ動画配信機能です。本作はライブストリーミングサービス「Twitch」で配信される動画において、視聴者がライブ配信中のプレイヤーへ「応援する」、「邪魔をする」などの介入を行えます。


PCのブラウザで特定のTwitchチャンネルを視聴すると配信動画に重ねあわせる形で「視聴者専用のUI」が表示され、視聴者は動画に映るキャラクターをクリックするとロックオンできます。
大勢の視聴者から「応援」を受けたキャラクターにはエネルギーが蓄積されて必殺技を使用できるようになるほか、逆に罠アイテムの投下など「邪魔」をされると、足止めをされたりダメージを受けたりします。「邪魔」には視聴者専用のポイントが必要で、ポイントは視聴を続けることで無償で入手できるほか、将来的にはTwitch Bitsを使って有償で購入できるオプションの追加が検討されています。



『デモリッション ロボッツ K.K.』におけるライブ配信システムは、クラウドゲーミングではなく、ひとつのライブ配信につき1台のGPU仮想マシンを使用して単一の映像をTwitchを介して大勢の視聴者へブロードキャストしています。AzureによるGPU仮想マシンと、Genvid Technologies LLCが提供する世界最先端のインタラクティブ配信テクノロジー「Genvid SDK」によって、クラウドサーバー上でのレンダリングと視聴者とのデータの送受信を制御しています。
『デモリッション ロボッツ K.K.』は、2022年7月31日(日)19時からバーチャルアイドルの東雲めぐほか、4人のストリーマーによる実況試験配信イベントをTwitchで行います。

また、8月7日(日)に東京都立産業貿易センターで開催されるインディーゲーム展示イベント「東京ゲームダンジョン」には体験版が出展されます。イベントでは上記ライブ配信システムを使用し、Twitch視聴者による応援や邪魔の楽しさをゲームプレイヤーとして体感できます。
最大4人でのオンラインマルチプレイに対応した対戦街破壊アクション『デモリッション ロボッツ K.K.』は、Steam (PC) とスイッチで2022年中に配信予定です。
『デモリッション ロボッツ K.K.』Twitch試験配信イベント
日程:2022年7月31日(日) 19:00~20:30
出演者:東雲めぐ、ダーダダ・ジェット・ブランコ、御掬この子、エピト
参加費:無料
『デモリッション ロボッツ K.K.』体験版出展
開催イベント名:東京ゲームダンジョン
日程:2022年8月7日(日) 12:00~18:00
場所:東京都立産業貿易センター 浜松町館 2階展示室 北側(ブース番号:F-10)
入場料:750円(税込)
ゲーム『デモリッション ロボッツ K.K.』
ジャンル:4人対戦街破壊アクション
プレイ人数:1~4人(オンラインマルチプレイ対応)
価格:未定
プラットフォーム:Steam (PC) , Nintendo Switch
配信予定時期:2022年
開発元:Throw the warped code out(ヘッドハイ)
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