PC系動画投稿者のmryeester氏が、CPUグリスに塩粒を混ぜ込むとより冷えるようになるのかを実験したショート動画が話題になっています。
CPUグリスとは、CPUと冷却ファンとの間に塗布してより冷えるようにするためのもので、各メーカーから様々な素材のグリスが開発されています。
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動画では灰色のグリスに粒の荒い塩を混ぜて温度をテスト。結果は逆効果で、画面上では温度が20度も上がってしまう様子がグラフで表示されています。同氏は塩の粒が大きく隙間が発生するとしていますが、それに対して塩をもっと細かく砕くべきだというコメントが多く寄せられています。
それらのコメントを受け、アンサーとなる動画も投稿されました。そちらでは大きな変化が起こらず、粒の大きさが原因であったことが分かります。
この動画を取り上げた海外メディアPC Gamerでは、オーストリアの冷却パーツメーカー「Noctua」に意見を求め、「塩の熱伝導率は従来の素材より低い」「腐食のリスクが高まる」などの回答を得ています。
CPUグリスの性能を高めることはPCの性能を最大限発揮するために必要かもしれませんが、冷却用として専用に開発されたグリス以外を使用するのは危険が伴います。同氏は他にも、配信でマヨネーズをグリスの代わりにしたり、Discordのアイコン状にグリスを塗るといった動画も投稿しています。