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「デジボで遊ぼ!」ではボードゲーム要素やカードゲーム要素、テーブルトークRPG(TRPG)要素のある魅力のデジタルボードゲームを特集。今回は海洋交易をテーマにした、デッキ構築型ローグライト『サンセット・ルート』をお届けします。
本作はRenka氏によって、2022年11月17日にSteamで配信されました。「交易」はボードゲームやシミュレーションゲームでよく取り上げられるテーマですが、「どこで何を買って、どこで何を売るのか」といった「地域」や「商品」にフォーカスしたシステムになっているものがほとんど。一方、本作では、優秀な「船員」をいかに揃えるかがゲームの肝になっています。
本作の内容ですが、ファンタジー的な大航海時代を舞台にした海洋交易ローグライトになっています。期間内にノルマの金額を達成できなければ、その時点でゲームオーバー。交易でどれだけ稼げるかは、船に乗せている船員次第とのことですが、一体どんなゲームなのか。早速プレイしていきましょう!
大海原へ乗り出そう!
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ゲーム開始と同時に、なぜか書類審査に合格し、「緊急特別貿易許可書」なるものを得られました。プレイ前は「大航海時代的な世界観」かと思っていたのですが、書類はわりと現代的。状況がよくわかりませんが、許可書があれば「緊急事態宣言が終わるまで、限られた範囲内で貿易を行える」そうです。ただし条件として、「5週後に50金貨を税金として差し出せ」と言われます。これを満たせなければゲームオーバーのようですね。
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ゲームのざっくりとした説明が出てきました。ゲームの流れとしては、「1:目的地を選ぶ」→「2:到着後に取引が行われる(自動)」→「3:雇いたい船員を一人選ぶ」→「4:船員を船に配置する」→「5:目的地を選ぶ」を繰り返します。1ターンは1週なので、5週だと5ターン。それまでに50金貨を稼がないといけません。
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ゲームのメイン画面。画面中央の9つのマスが船室で、ここに船員を入れます。現在は船員がまだ一人もいませんね。船室の右側が金貨で、こちらも0。船室の左側が交易品になりますが、現在は1つしかありませんね。画面右下の封筒のようなものをクリックすると、目的地の選択に進みます。
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目的地の選択。3カ所あるで、その内から1つ選びましょう。予想収入とレアキャラ(船員)の発見率が予め示されていますので、現在の状況に合った目的地を選択するのが良いでしょう。この3つの中だと、「レアキャラ発見率:高、予想収入:5」の「コロナ・アウストラル島」一択になりますね。
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目的地を決めた後の移動シーン。移動は自動で行われるので、プレイヤーは何もしなくてOK。到着するのを待ちましょう。
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コロナ・アウストラル島に到着。船員を一人雇うことができます(雇わなくてもOK)。現在は「見習い」「農民」「卵」の3択。それぞれの船員には「貿易力」があり、この分だけ貿易品が増え、次の目的地で得られる収入も多くなります。「卵」は貿易力0ですが、次のターンで「鶏」か「ガチョウ」になります。ここは貿易力もあり、毎ターン15%の確率で水夫になる「見習い」を選んでみましょう。
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船の甲板に「見習い」が配置されました。甲板に置いたままだと「貿易力-2」になりますので、ドラッグ&ドロップでどこかの船室に放り込んでおきましょう。前述したように、船室は9つあるので、9人まで雇い入れることができます。
9人以上になった場合、ペナルティ覚悟で甲板に置きっ放しにするか、誰かを解雇して入れ替えなくてはなりません。ただし、「誰かを解雇したターンは収入が0」になるので、よく考えた方が良いでしょう。
それと今回の収入ですが、5金貨が手に入りました。ノルマは5ターン以内に50金貨なので、まだまだ足りませんね。ゲームオーバーにならないように注意していきましょう。
船員を集めよう!
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また次の目的地の選択。先程は1択状態でしたが、今回は、レアキャラ発見度は低いけど予想収入は20もある「エスクアラドラ島」か、レアキャラ発見度の高いけど予想収入8の「エリア3」が候補ですね。残り4ターンであと45金貨貯めなければならないので、ここはゲームオーバーを避けるため「エスクアラドラ島」を選択。ゲームはこの流れを繰り返す形になります。
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船に揺られて次の目的地「エスクアラドラ島」に到着。船員の選択ですが、「卵」「鶏」「情報屋」の3択です。「鶏」は、貿易力は0ですが、代わりに「毎ターン10金貨」を生み出してくれます。「情報屋」は「レアキャラ発見率が少し上がる」の能力がありますね。ここは確実に10金貨貰える「鶏」を選びましょう。とにかく税金の支払が最優先です。
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「鶏」を船室に配置。今回の貿易で20金貨が得られたので、合計25金貨になりました。ノルマまで残り25金貨。残り3ターンなので、仮に貿易力が0でも「鶏」が3ターンで30金貨を稼いでくれるため、少なくとも合計55金貨になります。とりあえず最初のノルマは突破です。
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次の目的地へ向かいます。この中だと、レアキャラ発見率「中」で、予想収入が14金貨の「オフィウコ島」一択。早速選択して向かいましょう。
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「オフィウコ島」に到着。雇えるのは「鶏」「卵」「農民」です。新キャラ(レアキャラ)はなかなか出てきませんね。「鶏」の「毎ターン10金貨」の効果が大きいので、また「鶏」を選択。序盤の良い金策になりますね。
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「鶏」を船室に配置。もはや人間よりも「鶏」の方が多い状況です。左側の交易品は、到着のたびに違う物に変わりますね。現在、49金貨なので、次のターン(4週目)でノルマ達成できます。
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次の目的地「ココ諸島統治領」に到着。船員の顔ぶれが変わりました。「ワーカー」「難民」「旅人」がいますが、この中で一番稼げるのは「貿易力2」の「ワーカー」ですね。ただし「5ターン後に船を降りる」という効果も付いてます。「貿易力2」は、他のキャラの10ターン分の稼ぎということを考えると、「ワーカー」を連れていくのが良さそうです。
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「ワーカー」を入れたことで、左側の交易品の量が増えました。83金貨と、ノルマも達成済み。金貨は足りたので、次の目的地は収入を無視して、レアキャラ発見度の高い場所を選択しましょう。
さらなる貿易の旅へ!
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5ターン以内に税金の50金貨を納めて、無事ノルマ達成!いきなりのゲームオーバーは避けられましたね。しかし次は「5ターン以内に200金貨」と、一気にノルマが4倍に跳ね上がりました。ひどい重税国家です……。
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今回は行き先にレアキャラ発見度の高い場所を選んだため、レアの「海賊」「異教徒」と、超レアの「亡命中の姫君」を引くことができました。「海賊」は「隣に空き部屋がある毎に貿易力+1」とちょっと使い勝手が悪そう。「異教徒」は「毎ターン30%の確率で、甲板上のキャラ1名をランダムで消す」と、こちらも現状使いどころが難しい。「亡命中の姫君」は貿易力が0ですが、「船室のキャラが船から消えた時、貿易力+3」と、貿易力を育てていくことができそうです。ここは「亡命中の姫君」を選択。
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船を見てみると、先程税金を払った時に貰った「紹介状」が追加されていました。キャラ選択時に、人材リストをリフレッシュできます。人材の引きが悪かった時に使いましょう。今回は引きが良かったですね。
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金貨の方は問題が無くなってきたので、次はレアキャラ収集を中心に目的地や船員を選んでいきます。「鶏」の「金貨+10」の能力はそろそろ頭打ちになってきたため、レアキャラ発見度の上がる「情報屋」を連れていきましょう。
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新キャラとして出てきた「メイド」と「曲芸師」。「メイド」は「貿易力1」以外の能力はありませんね。「曲芸師」は「貿易力2」ですが、「隣のキャラが同じレア度だと貿易力が0」になります。配置する位置を考えなくてはなりません。
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「曲芸師」をレア度が被らない位置に配置。これで「貿易力2」を確保できました。船員の配置位置は自由に変更できますので、状況に応じて組み換えを行っていきましょう。
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次に登場した新キャラは「囚人」です。能力は「目的地が原住民集落の時、船を降りて20金貨を獲得する」。20金貨ぐらいだと、「鶏」2匹分が毎ターン稼いでくれる程度なので微妙な気も……と思ったのですが、「亡命中の姫君」の能力が「船室のキャラが船から消えた時、貿易力+3」なので、コンボが成立しますね。連れていきましょう。
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ノルマの「200金貨」もクリア!しかし次はさらに倍の「5ターン後までに400金貨」です。働けど働けど、税金でほとんど持っていかれてしまいますね。果たしていつまで生き残ることができるのか、続きはぜひ自身の手でプレイしてみてください。
コスパ良好なお手軽ローグライト
本作は、前述したように「行き先を選ぶ」→「到着後に船員を1人選ぶ」→「船員を配置」を繰り返し、5ターン以内にノルマ以上の金貨を集めないとゲームオーバーになるローグライト交易ゲームです。面倒な操作も無く、気軽にプレイできるのが良いですね。ボードゲームで言うと、軽量級の一人プレイ用カードゲームといった感じです(本作にはエンディングもあります)。
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本作が頭を悩ませるようになるのは、船員が9人揃ってからですね。キャラ同士の相乗効果もあるので、誰を残すかを考えなければなりません。「一等航海士」は甲板に配置しても貿易力を得られますので、これを上手く利用するのが良いでしょう。
本作は日本語サポートもされており、定価も120円とコスパの良い価格になっています。お手軽なローグライトが遊びたい方、軽量級の一人用ボードゲームが遊びたい方は、本作を試してみるのも良いかと思います。
製品情報
開発・販売:Renka
対象OS:Windows
リリース日::2022年11月17日
通常価格:120円
サポート言語:日本語、英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語
ストアページ:Steam