本作の核となる強みは、そのメインキャラクターたちだ。この8人のヒーローは、JRPGというジャンルの中でも最高に素晴らしいキャラクターたちだと言えるだろう。彼らの物語を重ね合わせて体験することで、本当に感情のジェットコースターが味わえるし、素晴らしい世界観、巧妙で戦略的な戦闘システム、そしてもちろん、あの見事なHD-2Dがその体験を支えているのだ。前作はすでに素晴らしい出来だった。本作は、それを超えている。
●RPG Fan: 91/100（PS5）●Nintendo Life: 90/100（スイッチ）
本作は前作に続く成功作であり、確立された土台の上に歓迎すべき新たなアイデアや微調整を加え、全体的に素晴らしい体験となっている。戦略的な戦闘システム、自由度の高いキャラクター成長、よく練られたストーリー、豪華なビジュアル、そして素晴らしいサウンドトラックのすべてが一つとなり、現在スイッチで発売されているRPGの中で最も素晴らしい作品のひとつになっているのだ。同じような作品ばかりだが、本作でも浅野チームの手腕は随所で発揮されている。スイッチで美しい新作RPGを探しているすべての人に強くオススメしたい。
●Hobby Consolas: 87/100（スイッチ）●Jeuxvideo.com: 85/100（PS5）
前作は2018年に非常に高いハードルを設定してしまったため、後継作がそのハードルを跳び越えられるかどうか定かではなかった。2作目となる本作は、必ずしも斬新さにおいて大胆とは言えないものの、これまで以上に繊細な要素を統合することで、すでにほぼ完璧だった「公式」を洗練させることに努めている。シナリオ、ゲームシステム、バトルから生まれる戦略性などは刺激的で、HD-2Dを使いこなし、印象的な光の効果でこれまで以上に魅力的な作品に仕上がっているのだ。ただ、冒険を通しての感動がやや薄いのは残念。
●Game Informer: 85/100（スイッチ）●MGG: 80/100（PS5）
8つの興味深い運命、これまで以上に魅力的なHD-2Dグラフィック、神々しいオリジナルサウンドトラックなど、本作には昔ながらのJRPGファンたちが楽しい時間を過ごすために必要なものが、まったくもってすべて詰まっている。ただし、キャラクターごとにチャプターが分かれているという特殊な構成には注意が必要だ。開発者たちがより快適にプレイできるよう努力しているにもかかわらず、いまだに敬遠されることもある。
●Shacknews: 80/100（スイッチ）●NintendoWorldReport: 75/100（スイッチ）
●IGN: 70/100（スイッチ）
今回も『オクトパストラベラー』とそのスタイルに魅了されたが、前作から5年経った今、前作ほどの衝撃はない。バトルはほとんど変わっておらず、続編となる本作は前作のシステムをあまり進化させることなく、少し忠実に再現しすぎているのだ。特に2D/3Dアートスタイルが定着してしまった今、相変わらずの美しいビジュアルも以前ほど目立たなくなってしまった。とはいえ、戦闘システムの面白さは健在で、弱点を突いたり、敵を気絶させたり、全力を思いっきりぶっ放したりと、最適なアクションを考える楽しさは健在だ。
PS5/PS4/PC/スイッチを対象に2月24日発売予定の『オクトパストラベラーⅡ』のMetacritic海外レビューをお届けしました。Metacriticでの平均スコアは、PS5版が86点（総レビュー数13件）、スイッチ版が84点（総レビュー数33件）をマークしています。（PS4/PC版はレビュー不足のため判定不可）
『オクトパストラベラーⅡ』は、2018年に発売されたRPG『オクトパストラベラー』の続編。「ソリスティア」と呼ばれる新たな大地で、新たな時代に、新たな8人の旅が始まります。メディアレビューでは、前作に引き続きJRPGとしてのクオリティの高さが高評価に結びついている他、大きく変わってはいないものの、前作を細かな部分でより洗練させているという声が目立ちます。
『オクトパストラベラーⅡ』は、PS5/PS4/ニンテンドースイッチが2月24日発売、PC（Steam）で2月25日発売予定です。
